空港ラウンジに18日間居続けた男が逮捕
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
先日、
Man who missed flight and spent 18 days in transit using forged boarding passes jailed
(フライトに乗り遅れた男が偽の航空券で18日間空港に滞在し、逮捕)
という興味をそそる記事を見つけたのでシェアします。
いったい、どのようにして逮捕されたのでしょう?
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A guy who was jailed for two weeks after he spent 18 days in transit at Changi Airport using various Priority Pass lounges
(シンガポール空港のプライオリティ・パスのラウンジに18日間、偽造した搭乗券を使用して居続けた男が逮捕・禁固2週間の刑に)
男は無職のマレーシア人で、SINからKULへ戻るフライトに、ラウンジで寝過ごして遅れてしまったため空港内にとどまることに決め、18日間のあいだ31回、航空券を偽造して3つのターミナルのラウンジを転々とし、ある時点で逮捕されたそうです。
ラウンジに入るには有効な航空券が必要なので、CXやSQのチケットの画像をプリントアウトし、日付を加工・偽造して「航空券」として使用していましたが、職員に怪しまれて見つかったとのこと。
ラウンジ自体は、何回利用してもよい
この人はプライオリティ・パスの会員だったので、ラウンジを利用すること自体は問題ありません。
問題だったのはもちろん、プライオリティ・パスのラウンジを利用するために航空券を偽造したことです。
無職なのにプライオリティ・パスは持っていた、というのが不思議ですが^^;
この人、最初はSINのターミナル1にあるPlaza Premium Loungeで、KUL行きのフライトを待っていたそうです。
記事の中には、偽造した航空券で使用したラウンジの詳細が記載されていました。
Dnata Lounge(ターミナル1と3)
Sats Premier Lounge(ターミナル1,2と3)
Plaza Premium Lounge(ターミナル1)
Ambassador Transit Lounge(ターミナル2と3)
The Green Market Lounge(ターミナル2)
プライオリティ・パスを持っていれば、これらのラウンジを使うことができます。
では、この人も持っていたプライオリティ・パスとは、いったいどんなものなのでしょう?
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスとは、空港ラウンジに関するサービスを提供する企業で、年会費を払えば空港での保安検査場を超えた場所にあるラウンジを利用することができます。
日本の空港(NRTやKIX, NGO)にもプライオリティ・パスの会員であれば入れるラウンジがいくつかあります。
ちなみに、SINではターミナル1から3で合計11箇所のラウンジに入る事が可能です。
自分はラウンジ好きなので、乗り継ぎの時間や出発まで時間があるときは、好んでラウンジへ行き写真を撮ったり食事をしたりPCを使用したりして、リラックスしています。
この画像は、AMSのKLMロイヤルラウンジの中です。
まだラウンジでシャワーを使用したことがないので、機会があればぜひ使ってみたいです。
18日間、空港で何をしていたのか・・・
残念ながら記事の中には、この人がどうして空港にとどまることを決めたのか、18日間何をして過ごしていたのかは書かれていませんでしたが、少なくともラウンジ内では無料で食事や飲み物が提供されるので、生きてはいけたようです。
自分もプライオリティ・パスの会員ですが、たとえ有効な航空券を持っていたとしても18日間も外に出ず、空港にとどまれる自信はありません^^;
よいこのみなさんは、もちろん真似しないでくださいね。
プライオリティ・パスについて
プライオリティ・パスは世界最大級の独立系空港ラウンジプログラムで、フライトの搭乗クラスに関係なく、世界の850以上のVIPラウンジが利用できます。
ほとんどのラウンジで、電話、ファックス、Eメール、インターネット接続が利用できます。一部シャワー、会議施設を利用できるラウンジもあります。
食事や軽食を無料でとることができ、空港内のレストランに並ぶ必要はありません。
ゲートの混雑、フライトの遅れやキャンセルがあった場合でも、ラウンジで穏やかな時間を過ごすことができます。
プライオリティ・パスにはプランがいくつかあって、
年会費USD99
ラウンジ利用時にUSD27を支払う
年会費USD224
年間10回まで無料でラウンジ利用可能・それ以降はUSD27/回
年会費USD359
ラウンジ使いたい放題
という料金体系になっています。
自分も、スカイチームメンバーの航空会社以外のフライトの時は、プライオリティ・パスと提携しているラウンジでゆっくりすることにしています。
もちろん、LCCのフライトでもラウンジを利用することができます。
人とは違う待ち時間を過ごすことができますよ 🙂
申し込みは、こちらからどうぞ。
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