オーストラリアへよく行く人は、どのマイレージプログラムに加算するべきか?#2

オーストラリアへよく行く人は、どのマイレージプログラムに加算するべきか?#2

日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
 
 
先日、「オーストラリアへよく行く人は、どのマイレージプログラムに加算するべきか?」という記事を投稿しましたが、

Screenshotオーストラリアへよく行く人は、どのマイレージプログラムに加算するべきか?

オーストラリアへよく行く人は、どのマイレージプログラムに加算するべきか?

フェイスブックのおともだちでシドニー在住の鶴 美枝さんより、コメントをいただきました。

鶴さん

オーストラリア往復はJAL, ANA, クァンタスが基本直行でいけるしJET STARもクァンタス子会社ですね。一年に相当数往復しますが、何もしていません。。。

これはもったいない!と思い、最適なマイレージプログラムを提案するべくフライトの詳細を聞かせてもらいました。

鶴さんの搭乗パターン

鶴さんはオーストラリア国内線を20回くらい、また、日本でセミナーも行うためシドニー(SYD) – 日本の往復を4回くらいされるそうです。
 
航空会社は特に決まっている訳ではなく、

・国際線 : 全日空(NH)、日本航空(JL)(あまりいい思い出なし)、カンタス航空(QF)とジェットスター航空(JQ)
・国内線 : カンタス航空(QF)、ジェットスター航空(JQ)、タイガーエア・オーストラリア(TT)とヴァージン・オーストラリア(VA)
 
の中からなるべくお得なフライトを選択している、とのことでした。
 
さらにもしマイレージが貯まったら、ポリネシアを旅してみたい、とのこと。
 
鶴さんはオーストラリア在住なので、日本発・オーストラリア発双方から検討する必要があります。
 
オーストラリア発でお得なマイレージプログラム、というのは今まで検討したことがなかったので、調べ甲斐がありそうです。

QFの場合

オーストラリアで最大の航空会社はもちろんカンタス航空(QF)。
 
オーストラリア国内線・日本との往復、どちらも運航しているこの航空会社をまず考慮に入れなければいけません。
 
まずQFを軸に、最適なマイレージポートフォリオを考えてみたいと思います。

貯める

QFを利用してシドニー(SYD)から日本へ行く場合は、獲得できるマイレージ数は往復で
 
・SYD – TYO
-> 4,846 miles × 2 = 9,692マイル
syd-nrt
となります。
 
1年に4往復で38,768マイルを獲得するとして、どの航空会社が一番マイレージが貯まるのでしょうか?
 
主な航空会社毎の、1区間あたり獲得できるマイレージ数は、以下の通りです。

一番安いN,O,Qクラス(セール)・国際線

・カンタス航空(QF) 2,600ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 100%
・キャセイパシフィック航空(CX) 0%
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 25%
・日本航空(JL) 0%
・アメリカン航空(AA) 25%(O,Q) – 50%(N)
・ジェット・エアウェイズ(9W) 0%
・エミレーツ航空(EK) 25%

次に安いS,L,M,Kクラス(スーパーカンガルーホップ)・国際線

・カンタス航空(QF) 3,900ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 100%
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%(K,M,Lのみ)
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 25%
・日本航空(JL) 50%(K,M,Lのみ)
・アメリカン航空(AA) 50%
・ジェット・エアウェイズ(9W) 25%(S,L) – 50%(K,M)
・エミレーツ航空(EK) 50%

H,B,Yクラス(フレックス)・国際線

・カンタス航空(QF) 5,200ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 100%
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%(H,B) – 100%(Y)
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 100%
・日本航空(JL) 70%(H,B) – 100%(Y)
・アメリカン航空(AA) 100%
・ジェット・エアウェイズ(9W) 100%
・エミレーツ航空(EK) 100%

一番安いE,G,L,N,O,Q,S,Vクラス(Discount Economy)・国内線

・カンタス航空(QF) 800ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 100%(Q,O,N,S,V,L,Gのみ)
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%(L,Vのみ)
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 25%(L,N,G,Q,S,V,Oのみ)
・日本航空(JL) 50%(V,Lのみ)
・アメリカン航空(AA) 25%(O,Q) – 50%(L,V,N,G,Sのみ)
・ジェット・エアウェイズ(9W) 25%(V,L,N,S,Gのみ)
・エミレーツ航空(EK) 25%(N,Q,O) – 50%(L,S,G,Vのみ)

B,H,K,M,Yクラス(Flexible Economy)・国内線

・カンタス航空(QF) 1,200ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 100%
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%(B,H,K,M) – 100%(Y)
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 25%(K,M) – 100%(B,H,Y)
・日本航空(JL) 50%(K,M), 70%(H,B), 100%(Y)
・アメリカン航空(AA) 50%(K,M) – 100%(B,H,Y)
・ジェット・エアウェイズ(9W) 50%(K,M) – 100%(Y,B,H)
・エミレーツ航空(EK) 50%(K,M) – 100%(Y,B,H)
 
アラスカ航空(AS)が群を抜いていいですね。
 
QFも、国内線においては(固定ですが)マイレージ以上のポイントが加算されます。
(シドニー(SYD)-ブリスベン(BNE)は467マイル)
さらにQFは、ジェットスター(JQ)のフライトでもマイレージを貯めることができるのでその分多くマイレージを加算できます。
 
ということで、上記の中でマイレージを貯めるべきプログラムとして検討するべきなのは、安い運賃でもそれなりにマイレージが貯まる
 
・カンタス航空(QF)
・アラスカ航空(AS)
・アメリカン航空(AA)
 
だと思います。
 
それぞれの航空会社について、必要マイレージ数を確認してみましょう。

使う

TYO – SYD間を移動する際の必要マイレージ数は、以下の通りです。

ここをタップして表示Close
航空会社 必要マイレージ数(エコノミー往復) 必要マイレージ数(ビジネス往復) マイレージの有効期限
アラスカ航空(AS) 45,000 60,000 実質無期限(24ヶ月間に1度でも変動があれば更に24ヶ月延長)
カンタス航空(QF) 84,000 144,000 実質無期限(18ヶ月間に1度でも変動があれば更に18ヶ月延長)
アメリカン航空(AA) 60,000 80,000 実質無期限(18ヶ月間に1度でも変動があれば更に18ヶ月延長)

このうち、一番早く必要マイレージが貯まるのはアラスカ航空(AS)で、
 
日本-SYD4往復と片道1回 + 国内線搭乗でエコノミークラスの往復特典航空券を獲得可能、
 
6往復と片道1回搭乗すればビジネスクラスの特典航空券を獲得可能
 
となります。最安のクラスでも100%のマイレージが付与されるので、これ以上ない条件ですよね。
 
もう一つ、重要なポイントとして、QF/ASは片道でのストップオーバーはできないのに対して、ASは同一航空会社であれば無料でストップオーバー可となります。
 
ASのマイレージを利用してオーストラリアへ行く場合にはキャセイパシフィック航空(CX)を利用することになるのですが、CXが運航している日本各地から香港(HKG)へ行き、何泊か滞在してからSYDへ行くことも可能です。素晴らしいですね。

JLの場合

続いて、日本航空(JL)です。
 
JLではあまりいい思い出がないという鶴さんですが、マイレージがよりよく貯まるのであれば乗らざるを得ないかな・・・とのこと。
 
一体、どんな結果になるのでしょうか。

貯める

JLを利用してシドニー(SYD)から日本へ行く場合も、獲得できるマイレージ数は往復で
 
・SYD – TYO
-> 4,846 miles × 2 = 9,692マイル
となります。
 
1年に4往復で38,768マイルを獲得するとして、どの航空会社が一番マイレージが貯まるのでしょうか?
 
主な航空会社毎の、1区間あたり獲得できるマイレージ数は、以下の通りです。

一番安いQ,Nクラス(エコノミークラス運賃5)・国際線

・日本航空(JL) 30%
・カンタス航空(QF) 1,200ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 30%(N) – 55%(Q)
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%(Qのみ)
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 25%
・アメリカン航空(AA) 30%
・エミレーツ航空(EK) 30%

次に安いL,V,S,O,G,Rクラス(エコノミークラス運賃3,4)・国際線

・日本航空(JL) 50%
・カンタス航空(QF) 2,400ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 50%
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%(V,S,Lのみ)
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 25%
・アメリカン航空(AA) 50%
・エミレーツ航空(EK) 50%

H,K,Mクラス(エコノミークラス運賃2)・国際線

・日本航空(JL) 70%
・カンタス航空(QF) 2,400ポイント(マイル)
・アラスカ航空(AS) 70%
・キャセイパシフィック航空(CX) 50%
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) 50%(K,M) – 70%(H)
・アメリカン航空(AA) 70%
・エミレーツ航空(EK) 50%
  
JLを利用する場合、上記の中でマイレージを貯めるべきプログラムとして検討するべきなのは、安い運賃でもそれなりにマイレージが貯まる
 
・日本航空(JL)
・アラスカ航空(AS)
・キャセイパシフィック航空(CX)
・アメリカン航空(AA)
 
だと思います。
 
それぞれの航空会社について、必要マイレージ数を確認してみましょう。

使う

TYO – SYD間を移動する際の必要マイレージ数は、以下の通りです。

ここをタップして表示Close
航空会社 必要マイレージ数(エコノミー往復) 必要マイレージ数(ビジネス往復) マイレージの有効期限
アラスカ航空(AS) 45,000 60,000 実質無期限(24ヶ月間に1度でも変動があれば更に24ヶ月延長)
日本航空(JL) 40,000 80,000 3年
アメリカン航空(AA) 60,000 80,000 実質無期限(18ヶ月間に1度でも変動があれば更に18ヶ月延長)
キャセイパシフィック航空(CX) 45,000 80,000 実質無期限(36ヶ月間に1度でも変動があれば更に36ヶ月延長)

このうち、一番早く往復の必要マイレージが貯まるのはアラスカ航空(AS)となり、
 
日本-SYD4往復と片道1回 + 国内線搭乗でエコノミークラスの往復特典航空券を獲得可能、
 
6往復と片道1回搭乗すればビジネスクラスの特典航空券を獲得可能
 
となります。
 
JLのマイレージには3年、という有効期限があるので、期限を気にせずにしっかり貯めたい、という場合には向いていません。

NHの場合

日系のもう一つの航空会社、全日空(NH)です。

NHはスターアライアンスメンバーなので、考慮するべき航空会社もガラリと変わってきます。
 
一体、どんな結果になるのでしょうか。

貯める

NHを利用してシドニー(SYD)から日本へ行く場合も、獲得できるマイレージ数は往復で
 
・SYD – TYO
-> 4,846 miles × 2 = 9,692マイル
となります。
 
1年に4往復で38,768マイルを獲得するとして、どの航空会社が一番マイレージが貯まるのでしょうか?
 
主な航空会社毎の、1区間あたり獲得できるマイレージ数は、以下の通りです。

一番安いL,Kクラス・国際線

・全日空(NH) 30%
・エティハド航空(EY) 50%
・シンガポール航空(SQ) 0%
・ニュージーランド航空(NZ) 22ポイント
・ユナイテッド航空(UA) 25%(K) – 50%(L)
・南アフリカ航空(SA) 0%
・スカンジナビア航空(SK) 25%

次に安いV,W,S,Tクラス・国際線

・全日空(NH) 50%
・エティハド航空(EY) 50%(T) – 70%(V,W,S)
・シンガポール航空(SQ) 50%
・ニュージーランド航空(NZ) 22ポイント
・ユナイテッド航空(UA) 50%
・南アフリカ航空(SA) 50%(T) – 100%(V,W,S)
・スカンジナビア航空(SK) 25%(T) – 100%(V,W,S)

U,H,Qクラス・国際線

・全日空(NH) 70%
・エティハド航空(EY) 70%
・シンガポール航空(SQ) 70%
・ニュージーランド航空(NZ) 22ポイント
・ユナイテッド航空(UA) 75%
・南アフリカ航空(SA) 100%
・スカンジナビア航空(SK) 100%
 
オーストラリア国内線によく搭乗される鶴さんにとって、忘れてはいけないのがヴァージン・オーストラリア(VA)の存在です。
 
上記のマイレージプログラムをなぜピックアップしたかというと、
 
・エティハド航空(EY)
・シンガポール航空(SQ)
・ニュージーランド航空(NZ)
・南アフリカ航空(SA)
 
は、NHのパートナーであると同時にVAのマイレージパートナーでもあるため、効率よくマイレージを貯めることができる候補だからです。
 
ということで、上記の中でマイレージを貯めるべきプログラムとして検討するべきなのは、安い運賃でもそれなりにマイレージが貯まる、またはVAのマイレージパートナーでもある
 
・全日空(NH)
・エティハド航空(EY)
・シンガポール航空(SQ)
・南アフリカ航空(SA)
・ニュージーランド航空(NZ)
・ユナイテッド航空(UA)
 
だと思います。
 
ニュージーランド航空のAir Points Dollerはなかなか特殊な計算方法なのですが、日本シドニー往復の必要ポイント数も、計算してみます。
  
それぞれの航空会社について、必要マイレージ数を確認してみましょう。

使う

TYO – SYD間を移動する際の必要マイレージ数は、以下の通りです。

ここをタップして表示Close
航空会社 必要マイレージ数(エコノミー往復) 必要マイレージ数(ビジネス往復) マイレージの有効期限
全日空(NH) 37,000 – 50,000 65,000 – 80,000 3年
エティハド航空(EY) 60,000 108,000 2年
シンガポール航空(SQ) 90,000 155,000 36ヶ月(有償で6ヶ月延長可能)
南アフリカ航空(SA) 76,000 114,000 36ヶ月
ニュージーランド航空(NZ) 750ポイント 1,700ポイント 最長60ヶ月
ユナイテッド航空(UA) 45,000 80,000 実質無期限(18ヶ月間に1度でも変動があれば更に18ヶ月延長)

・・・どのマイレージプログラムも微妙ですね^^;
 
一番早くマイレージを貯めることができるのはNHですが、個人的にはUAのマイレージに加算することをお勧めしたいと思います。
 
なぜなら、鶴さんが行きたいと仰っていたポリネシアが、日本発・オーストラリア発共に
 
・エコノミークラス往復で25,000マイル
・ビジネスクラス往復で60,000マイル
 
で行けるからです!
 
さらにUAのマイレージは、日本の国内線を片道5,000マイルで搭乗できてしまうので、日本国内を移動するのにも便利です。
 
マイレージの有効期限も実質無期限なので、UAマイレージはポリネシア・日本国内専用のマイレージと割り切ってためるのがいいかもしれませんね。
 
ただし、UAのマイレージはVAのフライトでは加算することができません。
 
それでは、VAのフライトで加算されるマイレージは、どうしたらいいのでしょうか?

VAの場合

最後に、ヴァージン・オーストラリア(VA)の解説をします。
 
NHのところで解説をした通り、VAの提携航空会社は散々な必要マイレージ数ですが、実はもう一つ、重要な提携先があるんです。
 
それは、ヴァージン・アメリカ(VX)
 
VXの何が凄いかというと、最近VXはASと合併を行ったんですが、

Screenshotアラスカ航空(AS)とヴァージン・アメリカ(VX)の合併に伴う改善とデルタ航空(DL)との提携解消

アラスカ航空(AS)とヴァージン・アメリカ(VX)の合併に伴う改善とデルタ航空(DL)との提携解消

これに伴い、VXのポイントをASのマイレージに 1 : 1.3の比率で交換できるようになりました。
 
そうです。
 
VAフライトでVXのポイントを貯めてASに交換すれば、結果的にASのマイレージを貯めることができるんです!
 
オーストラリア国内線を40回も搭乗される鶴さんにとっては、ASマイレージの加算が凄いスピードで加速しそうですね 🙂

まとめ

結論です。
 
オーストラリアと日本の往来とオーストラリア国内の往来が多い方は、
 
メインとしてアラスカ航空(AS)、ヴァージン・アメリカ(VX)のマイレージを保有し、
JL、QFフライト : ASマイレージの番号
VAフライト : VXポイントの番号
を予約時に登録する。
(VXポイントはASマイレージへ交換)

サブとしてユナイテッド航空(UA)のマイレージを保有し、
NHフライト : UAマイレージの番号
を予約時に登録する。

 
上記のようにすることで、マイレージを効率的に積算・利用することができます。
 
また、補足情報として、デルタAMEXゴールドカードを所有していると、VA搭乗時にエコノミークラスであっても航空会社ラウンジへ入ることができます。

鶴さんはこんな方

鶴さんはシドニーで不動産会社を経営されていて、オーストラリアの良い物件を自らの足で探し続け、高すぎない価格でユーザーへ提供しています。
 
不動産会社、というとなんだかバブリーで豪遊というイメージがありますが、鶴さんは決してそんなことはなく、実際にお会いして話したこともありますがとてもDown to earthな方です 🙂
 
会社の利益よりもご家族思いの節約家のために、という思いを優先してビジネスをされている、まさに「三方よし」を実践されている方です。
 
オーストラリアの不動産に興味がある方、ぜひコンタクトをとってみてください!
 
グローバル インテリジェンス(オーストラリア法人です)

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