エティハド航空(EY)のマイレージプログラム改悪
あなたがエティハド航空(EY)のマイレージプログラム会員の方は、もうメールを受け取っていると思いますが、EYのマイレージプログラムが2017/10/8と2018/1/15に、段階的に変更となります。
いろいろと変更があるのですが、総合的には「改悪」と言っていいでしょう。
この「改悪」の内容を少し深掘りしてみます。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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変更概要(2017/10/8から)
変更(改悪)は段階的に実施されるのですが、その一つ一つを見てみましょう。
まずは、2017/10/8に施行される改悪から。
上級会員の有効期限
今まで、プラチナ・ゴールド会員になった場合にはその資格が2年間有効だったんですが、これからは1年になります。
これは、改悪です。
2017/10/7までに上級会員になれば、その資格は2年間有効なんだと思いますが、2年後からは資格を維持できるのは1年間だけです。
今までが緩かったとも言えるのですが、これは残念な改悪となりました。
ウェルカムボーナス500マイル付与
今まで、EYマイレージに初めて加算があった時に500マイルが付与されていたんですが、このボーナスが継続されるのは
・エティハド航空(EY)
・エア・セルビア(JU)
・セーシェル航空(HM)
のみになります。
他の提携航空会社のフライトでマイレージを登録しても、ボーナスマイレージは加算されません。
こちらも、気前が良すぎたんでしょう^^;
アブダビ(AUH)のラウンジ利用
EYゴールドメンバーは、EY運航のフライトに限り、エコノミークラスの搭乗であっても、ビジネスクラスのラウンジを利用できます。
唯一の改善と言ってもいいでしょう^^;
獲得マイレージ数の増加
以下のブッキングクラスで予約し、EYフライトに搭乗した場合のマイレージ加算率が増加となります。
・ブッキングクラス : J(ビジネスクラス) -> 200%
・ブッキングクラス : F(ファーストクラス) -> 275%
あまり搭乗する機会はないかもしれませんが、後述のセールなどで搭乗すれば、一気に上級会員資格を取得するためのマイレージ数をお得に獲得できるかもしれません。
変更概要(2018/1/15から)
続いて、2018/1/15からの改悪です。
必要マイレージ数の変更
EYフライトで、サウジアラビア・中央アジア方面の必要マイレージ数が少なくなる一方で、必要マイレージ数が多くなる方面もあります。
(詳細はまだわかっていません)
また、座席のアップグレードについても、必要マイレージ数が増加します。
燃油サーチャージの増額
ビジネスクラス・ファーストクラスに搭乗する場合、USD50増額となります。
贅沢税、といったところでしょうか^^;
まとめ
今回の改悪は、支援を行っているアリタリア航空(AZ)とエア・ベルリン(AB)の破産が原因となっているでしょう。
支援している2社が破産すれば、いくらEYが国営企業とはいえそりゃ経営状態も悪くなるでしょう。
経営状態の立て直しの一環として今回の改悪があるんでしょうけど、一方でEYはファーストクラスのセールを行っています。
※Ollieさんが詳しく書かれています
ファーストクラスセール再び!?エティハド航空、ファーストクラスのスペシャルセール開催中!!
例えば、成田(NRT)からミラノ(MXP)まで、アブダビ(AUH)乗り継ぎだと片道約8,000マイル。
往復だと、
8,000 x 2 x 275% = 44,000マイル
獲得できます。
Ollieさんのページにある通り、価格がJPY498,190だったとすると、
498,190 / 44,000 = JPY11.3
で、 あと6,000マイルでゴールド会員になれます。
また、EYマイレージは購入することもできるのですが、今のレートは1,000マイルあたりUSD20です。
このレートは、改悪されないでほしいですね。
今回の改悪は、これから始まる大改悪の序章なのかもしれません。
どの航空会社にも限った話ではありませんが、改悪のリスクを最大限回避するため、マイレージは溜め込まずに貯まったらさっと使うのが鉄則です!
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