全日空(NH)のマイレージをお得に使おう(国際線)
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
ANA(NH)のマイレージの使い方について、インターネットを探してみても、国内線の特典予約については結構記事があるのですが国際線についてはあまりありませんでした。
なんだか意外な気がしますが、それだけお得な使い方がないということなんでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
元NHマイラーがマニアックな視点で解説します。
なお、NHの特典予約は基本的に往復のみ許容されているので、必要マイレージ数も往復での紹介となります。
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NHフライトでの日本 – メキシコシティ(MEX)
ローシーズンであれば、ビジネスクラス往復が75,000マイルとなります。
最近NHが就航を始めた都市で、なぜかメキシコは、ゾーンのくくりでいうと「北米」に入っています。
エコノミークラスであれば、同じローシーズンで往復40,000マイルなのですが、空きがあるようでした。
ちなみに、「北米」の中には以下の都市が含まれます。
・ロサンゼルス(LAX)
・サンフランシスコ(SFO)
・シアトル(SEA)
・サンノゼ(SJC)
・ワシントン(IAD)
・ニューヨーク(JFK)
・シカゴ(ORD)
・ヒューストン(IAH)
・バンクーバー(YVR)
提携航空会社フライトでのアブダビ(AUH) – ヨーロッパ
スターアライアンス、エティハド航空(EY)を含めた提携航空会社のフライトで、エコノミークラス往復が40,000マイル、ビジネスクラス往復が68,000マイルです。
実際に空き状況を見てみましたが、エジプト航空(MS), ターキッシュエアラインズ(TK)あたりで空きがありました。
・AUH – PAR
・AUH – LON
エティハド航空(EY)については、空きがあれば出てくるはずです。
TKについては、政情が安定したら利用してもいいのかもしれません。
提携航空会社フライトでのアフリカ – ヨーロッパ
NHにおいては、中東とアフリカが同じゾーンに入っています。
ということは、ヨーロッパからアフリカへもエコノミークラス往復が40,000マイル、ビジネスクラス往復が68,000マイルで行けるということです。
NHではストップオーバーが1回許されているので例えば、アイスランドのレイキャビク(REK) – ロンドン(LHR)ストップオーバー – ヨハネスブルク(JNB)という旅が、ビジネスクラスで68,000マイルでできてしまいます。
ET/SAフライトでの中東 – アフリカ
上で述べた通り、NHでは中東とアフリカが同じゾーンとなっていて、中東 – アフリカのゾーン内での往復は、エコノミーが30,000マイル、ビジネスが55,000マイルです。
これもだいぶ少ないですね。
例えば、ドバイ(DXB)からヨハネスブルク(JNB)へも、このマイレージ数で行くことができます。
運航航空会社は、エチオピア航空(ET)または南アフリカ航空(SA)です。
NHフライトでの日本 – ヨーロッパ
ローシーズンであれば、ビジネスクラスの往復が80,000マイルです。
これはかなり魅力的な数字なんですが、魅力的ということは皆が狙っている、ということです。
案の定、空きはほとんどありません。
それでも、スターアライアンスメンバーのフライトであればビジネスクラス往復が85,000マイルなので航空会社にこだわりがなければこちらを利用してもいいでしょう。
提携航空会社フライトでのアジア – ヨーロッパ
日本発のフライトがいっぱいだった場合、近隣諸国を出発するフライトに目を向けてみましょう。
ソウル(ICN)とか、北京(PEK)とか、上海(PVG)とか、香港(HKG)とか、バンコク(BKK)。
これらの場所は、Zoneとしては「韓国」「アジア1」「アジア2」になるのですが、スターアライアンスメンバーのフライトであれば、ビジネスクラス往復がそれぞれ
・93,000マイル(韓国, アジア1(PEK, PVG, HKG))
・94,000マイル(アジア2(BKK))
でフライト可能です。
まとめ
往復しか予約できない、有効期限が3年というマイナス面もあるNHのマイレージですが、短期で大量のマイレージを獲得できるのであれば、少ないマイレージ数で色々なところに行けると思います。
ただ、NHフライトを獲得するのは至難の業、だと思います。
どうしてもNHフライトで、ということであれば本当に、1年前くらいからチェックし続けて予約するしかないかと思いますが、実は他のマイレージプログラムの方がNHフライトの空きがあったりします。
皮肉なことですが、特にスターアライアンスメンバーは各航空会社共に、マイレージを貯めるだけ貯めさせて提携他社のフライトで使わせようという意図があるようです。
だから、自社フライトが運航していないエリアの必要マイレージ数を極端に少なく設定して、いわゆる「Sweet spot」にするわけです。
ならば発想を変えて、その逆をやればいい。
日本に就航していない航空会社のマイレージを貯めて、日本発で使う。
だから自分は、SFC修行が終わった後は、NHのマイレージは貯めないつもりです。
その他に、自分にとって魅力的なマイレージプログラムがたくさんあるからです。
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