日本航空(JL)の国際線特典航空券の予約クラス(2017年Amadeus移行後)
2017年11月に、JAL(JL)の基幹システムがアマデウス(Amadeus)に変わりました。
足かけ5年の長い期間を経ての移行だった訳ですが、この移行に伴い特典航空券のブッキングクラスが変更となりました。
ブッキングクラスが変更されたことにより一部特典航空券の予約ができないケースがあるようなので、その対策方法をシェアします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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変更内容
新しいJLの特典航空券で予約したときのブッキングクラスは、
・エコノミークラス : T
・ビジネスクラス : U
・ファーストクラス : Z
です。
特に、ファーストクラス : Zというのは、カタール航空(QR)だとビジネスクラスに割り当てられているものだったりします。
航空会社によってブッキングクラスの割り当てが異なるので、注意が必要ですね。
以前の予約クラスはなんだったかというと・・・覚えてません^^;
システム移行前に特典航空券で予約をしたのですが、他社だとだいたい、
・エコノミークラス : X
・ビジネスクラス : I/U
・ファーストクラス : O
とかだったりするんですが、どうだったかなぁ・・・。
特典航空券のブッキングクラスに関しては、2017年6月に同じくアマデウスへシステム移行をしたマレーシア航空(MH)も注意が必要です。
マレーシア航空(MH)・アマデウスへのシステム移行に伴う改悪
特典航空券予約時の注意点
今回なんでこんな記事を紹介したかというと、JLのフライト予約をオンラインでする場合にはあまり影響がないかもしれませんが、もし
・JLのフライトを、JLマイレージを利用して電話で予約をする場合
・JLのフライトを、提携航空会社のマイレージを利用して電話で予約をする場合
には、その航空会社のスタッフが新しいJLの特典航空券のブッキングクラスを知らず、「空きがありません」と言われる可能性があるので注意が必要です。
その時は
JLの特典航空券の予約クラスはT/U/Zじゃないですか?
と言ってあげましょう。
スタッフ自身のスキルアップを助けてあげることで、予約センター自体の質も向上することが見込めます 😀
まとめ
予約センターのスタッフよりも深い知識を身に付け、不利益を被らないように自身を武装することはとても大事なことです。
最近、航空会社の基幹システムをAmadeusへ移行する航空会社が増えています。
Amadeusを利用している航空会社同士であれば、予約番号(PNR)は一つで済むので、特に提携航空会社との間で予約の管理がスムーズになり、とても効率的です。
特にワンワールドは、アメリカン航空(AA)とLATAMチリ航空(LA)以外の航空会社は全てAmadeusを利用しているので、JLもワンワールド間での予約の管理や特典航空券の予約・座席指定が楽になったと思います。
最近、中国南方航空(CZ)がワンワールドに加盟するのでは?というウワサが頻繁に流れていますが、CZは自社の基幹システムとしてトラベルスカイ(TravelSky)というものを利用しているので、ワンワールドメンバーとのマイレージ提携の際の障壁となり得るかもしれません。
一方で、JLは中国東方航空(MU)とマイレージの提携を行っていますが、MUが採用している基幹システムもトラベルスカイで、既に
Amadeus <-> TravelSky
の間でマイレージ提携の運用が行われているのでCZがワンワールドに加盟したとしても、JL <-> CZ間のマイレージ提携はうまくいきそうですね。
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