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サウスウエスト航空(WN) 自社予約システムをAmadeusへ移行

サウスウエスト航空(WN) 自社予約システムをAmadeusへ移行

アメリカの航空会社・サウスウエスト航空(WN)が、自社の予約システムをアマデウスに移行したというニュースを耳にしました。
 
今までアメリカ系、特に北米の航空会社でアマデウスを利用している航空会社を聞いたことがなかったので、自分的にはとても驚きました。
 
このニュースを聞くまでは、名前を聞いたことがあるだけで2レターコードすら知らなかったのですが、ちょっと興味を持ったので調べてみました。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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WNはこんな会社

NWはテキサス州ダラス市を本拠地としている航空会社です。
 
フォートワース(DFW)ではなく、ラブフィールド(DAL)の方です。
 
LCCの位置付けではありますが、機内の座席配置は標準的なもので、特にシートピッチを狭くして定員を増加させるようなことはしていないそうです。
 
WNでは機内への手荷物預託は規定のサイズの範囲内であれば2個まで無料です。
 
機内のビデオプログラムはありませんが、機内誌「Cloud 9 magazine」があります。
 
またWNは、こんなユニークは機内アナウンスをすることで有名です。

WNのマイレージプログラムはRapid Rewardsといいますが、どこの航空会社とも提携をしていません。独自です。
 
またWNはなんでも、「顧客第二主義」「従業員の満足第一主義」というポリシーの下、40年間黒字を続けているとか。
 
従業員の幸せが、上質な顧客サービスを生み出す、という考えのようです。
 
そのポリシーに基づいて結果を出しているのですから、すごいですよね。

今回のシステム移行は

WNはそれまでナビティア(Navitaire)という予約システムを利用していて、ナビティアからアマデウスへ移行したわけですが、ナビティアも2015年にアマデウスが買収をした予約システムです。
 
2つのシステムが統合されたことで、移行がしやすかったのかもしれません。
 
ちなみに、ナビティア(Navitaire)を利用している航空会社は結構あって、ブエリング航空(VY)やタイガーエア台湾(IT)、香港エクスプレス(UO)、エアアジア(AK)などLCCが中心なんですが、なんとその中にエア・カナダ(AC)も名を連ねています。
 
※ナビティアユーザー一覧
https://www.navitaire.com/our-customers.aspx
 
今回の移行で、アマデウスが北米マーケットへ参入する足掛かりとなりましたね。
 
予約システムを覗いてみましたが、アマデウスっぽくはありませんでした。
 
アマデウスがデフォルトで提供している、予約の画面ではなくWNオリジナルの予約画面でした。

まとめ

北米マーケット開拓の足がかりを作ったアマデウス。
 
今まで、アメリカマーケットはライバルのセーバー(Sabre)の独壇場だったので、そこに入り込むことができたのはすごいことだと思います。
 
また、スターアライアンスメンバーは自社の予約システムとしてアマデウスを利用することを推奨されているんですが、アマデウスの最終的な目的は、このスターアライアンスメンバーの一つであるユナイテッド航空(UA)の自社予約システムをアマデウスにすることなのかもしれません。
 
現在UAの自社予約システムは、HPが提供しているSHARESという独自のシステムです。
 
UAの特典航空券サイトは使いやすい、と一定の評価を得ていますが、アマデウスがあのサイトを踏襲できるのか。
 
これからのアマデウスの動きに更に注目したいと思います。

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