同行者はファーストクラスの座席に入ることができるのか?
友人や家族と一緒に旅行していて、それぞれのキャビンに分かれているとします。
例えば、エコノミークラスの人がファーストクラスの人を訪問するのは許されることでしょうか?
一般的には、「下位」のキャビンにいる搭乗客を訪問することはできますが、「上位」のキャビンに上がって誰かを訪問することはできないというルールがあります。
具体的な内容は航空会社によって異なりますが、少なくとも原則として、上のキャビンにいる人を訪問することを公式に認めている航空会社は自分の知る限りありません。
なぜそのような決まりになっているのか、例外はあるのか、もう少し詳しく考えてみます。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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なぜ、より高いキャビンへ行くことができないのか
ファーストクラスやビジネスクラスに追加料金を払って搭乗するのは、より広いスペースとプライバシーを確保するためであり、それは人が少ないからこそ可能なことです。
家族や友人をファーストクラスへ呼ぶことは、それを妨げることになり、環境を悪くする可能性があります。
さらに、訪問者がいると、話をする可能性が高くなり、うるさくなってしまうこともあります。
上記の理由から、航空会社は一般的にこれを認めていません。
このルールには例外はあるのか
ケースバイケースではありますが、客室乗務員がファーストクラスへ一時的に通しているのを見たことがあります。
例えば、両親がファーストクラス、子どもがビジネスクラスを利用している場合、子供が両親から何かを受け取るために一時的に上がってくるということはあるでしょう。
また、ファーストクラス搭乗客の家族や友人のために、エコノミークラスの乗務員が特別な配慮をしているケースもあります。
ですがそれは例外的なことで、一般的なことではありません。
家族や友人を呼ぶ場合も、一般的な常識の範囲内で行うべきでしょう。
他のファーストクラス搭乗客は、静寂とプライベートを求めてファーストクラスを予約しているのですから。
上位キャビンへ座席を変更することはできるか?
一部の航空会社ではキャビン間で座席を交換することができます。
ですが、上述の通り客室乗務員の方を困らせないために無理強いをしてはいけませんね。
まとめ
別のキャビンにいる人と一緒に旅行する場合、一般的には、上のキャビンにいる人が下のキャビンにいる人を訪問することが望ましいです。
ケースバイケースですが、客室乗務員が例外を認めてくれる場合もあります。
頼んでみるのもいいですが、断られても怒ってはいけません。
せっかく静かな場所で素敵なサービスを受けるために予約をしたファーストクラスが騒がしくなったら、自分はとてもイヤです。
自分がされて嫌なことはしない。
当たり前のことです。
フライト中一緒に居たいなら、予約ができる同じキャビンで予約をすればいいだけのことですから。
COMMENTS & TRACKBACKS
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ちょっとずれますが、以前CXの便でFを予約してて彼女も同じ便でPYだったので搭乗時、自分の席に彼女と一緒に行ってF担当のISMに彼女をファーストに座らせたいと伝えたら快く承諾してくれました。
どの航空会社でもやってくれるか、CXでもそれがノーマルな運用か定かではないですが、一つデータポイントとして報告です。
コメントありがとうございます。
同じ航空会社の中でも、客室乗務員によって対応が違うこともありそうですね。
CXは結構(特に上級会員に対して)甘いイメージがあるので、お願いすればOKしてくれそうな感じです。
読み返したら二人ともファーストに座ったようにも読めるので補足ですが席を交換して僕がPYに座った感じです。本当に交換していいのか数回ISMに確認されました。
でも考えると米系でファーストに座ってる人が軍人が乗って来たのを見てファーストの席を譲って自分はYに行くって結構聞く話なので交換する人同士が合意してれば大丈夫なのかな。