エティハド航空(EY)がファーストクラスシェフを廃止
エティハド航空(EY)はかつて、斬新なファーストクラスのサービスを展開してきました。
最初にファーストクラスを個室形式(ドアを設置)にしたり、ダブルベッドを設置したのもEYが最初。
シェフを機内に用意したのも、EYが初めてです。
自分も一度、EYファーストクラスに搭乗した時にシェフにメニューを聞かれました。
あの彼は多分イギリス人だと思いますが、彼らの活躍する場所がなくなってしまいます。
EYは、ファーストクラスにおけるシェフのサービスを廃止することとなりました。
この残念なお知らせをお伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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折からの経営難
EYは2020年に入る前から経営難に苦しんでいて、支援していた航空会社が次々と倒産・経営破綻してしまっています。
エア・ベルリン(AB)、ジェットエアウェイズ(9W)、アリタリア航空(AZ)がその最たるものです。
そのため、EY自身の経営規模も縮小せざるをえず、経営再建のために苦心していたところでした。
そこへきて今年のこんな騒ぎで、更に需要が少なくなってしまい、2020年10年現在EYが運航しているファーストクラス路線もエアバス A380ではなくボーイング B787-9での運航となっています。
本来、ファーストクラスのシェフはA380機材でサービスを提供していたので、さらなる人員削減のためにまず彼らが犠牲となりました。
同時に、ビジネスクラスのフードマネージャーの制度も廃止となりました。
彼らは白いジャケットを着ていましたが、もう彼らを機内で見ることはできません。
まとめ
自分がEYファーストクラスに搭乗した時は特に特注の品を頼んだりはしませんでしたが、とても素敵な体験となりました。
First Class Review : エティハド航空(EY) EY11 アブダビ(AUH) – ロンドン(LHR) エアバス A380 The Apartment
EYのエアバス A380機材も廃止になるのでは、という噂が絶えない中、再び搭乗する淡い期待を寄せながらEYの復活を首を長くして待ちたいと思います。
シェフはいなくなったとしても、名物のレモンミントはぜひ継続してもらいたいです!
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