エティハド航空(EY)がLCCを設立へ
慢性的な経営難に喘いでいるエティハド航空(EY)ですが、2016年から現在まで50億ドルもの損失を計上してしまっており、マイレージルールの改悪や運航路線の見直しを余儀なくされています。
経営状態を立て直すための一つとして計画されているのが、EYが出資するLCCの設立。
単独ではなく、同じUAE・シャールジャの航空会社であるエア・アラビア(G9)との合弁会社の設立を計画しています。
日本航空(JL)もLCCを設立するなど、世の中的にはフルサービスキャリアがLCCを設立する流れができていますが、EY発のLCCはどうなるのか?
少し探ってみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
[toc]
LCC設立計画
今回、EYとG9が出資して
Air Arabia Abu Dhabi
という名前の合弁会社を設立し、アブダビ(AUH)ベースの航空会社を就航させる計画となっています。
新しいLCCはEYの運航路線を補うような位置付けになるとのことで、ちょうどエミレーツ航空(EK)とflydubai(FZ)の関係と同じものになりそうです。
G9はもともとシャールジャ空港(SHJ)をベースに格安航空会社として展開しているので、LCCのノウハウを持っています。
EYがG9を買収するのではなく合弁会社を設立するのは、首長国同士の政治的な何かがあるのかもしれません。
今のところ、「利用機材はエアバス A320」ということがわかっているだけで、その他詳細は明らかになっていません。
EYの「ローコスト化」
EYはこれまでに、機内サービスについて様々な変更を行ってきました。
・A319, A320機材のモニタを削除
・有料のドリンク、食事サービス
・ベーシックエコノミークラスの導入
などなど。
LCCの就航が決まったら、これらの機材がLCC向けとして利用されるのかもしれません。
まとめ
自社の顧客を奪うことなく、本当にEYの「補完」としてうまく展開することができるのか、推移を見守りたいですね。
場合によっては、既にLCCとして実績のあるG9がEYの名前で近距離のフライトを担うことになるかも?!
EYのセミナーやります
個人的にはEKよりも好きなEYの徹底攻略セミナーを開催します。
セミナーの中では、EYマイレージのお得な使い方、EY上級会員にコストを抑えてなる方法など、日本においてはなかなか手にすることのできない情報を準備してあなたのご参加をお待ちしています 😉
LEAVE A REPLY