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[動画付き]香港の自動出入境ゲート「e-Channel(e道)」の登録をして入出国をスムーズにしよう

[動画付き]香港の自動出入境ゲート「e-Channel(e道)」の登録をして入出国をスムーズにしよう

​​日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
 
先日香港へ行った際に、旅の目的の一つであった、e-Channel(e道)の登録。
 
これに登録することで、香港への入出国が劇的にスムーズになります。
 
今日はこのe-Channel(e道)の解説をしたいと思います。
[toc]

e-Channel(e道)とは?

そもそも、e-Channel(e道)とは何なんでしょうか。
 
Wikipediaには、こんな感じのことが書かれています。

e-道(英語: e-channel)とは、2004年12月16日に導入された香港の自動出入境ゲートである。
非接触型ICカードに置き換えられた香港IDカード(香港IC身分証)を所持する香港国民、あるいは香港在留資格のある外国人が利用できる。永住権のある住民でなくとも良い。

要は、日本にもあるような、入出国の際に審査官によるチェックではなく、システムを使って自動的に審査をしてしまうものです。
 
日本の自動化ゲートについては、Ollieさんのサイトに詳しい説明があります。

Screenshot

絶対便利!!海外旅行の出入国審査をスマートに通る裏ワザ!これでアタナも華麗なる旅人!?

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(自分もちょっとだけ)

Screenshot

パスポート自動化ゲートとHNDの展望台

パスポート自動化ゲートとHNDの展望台

そしてこのe-Channelは、日本と同様、外国人の登録も可能です。
(ちなみに、妻も日本の自動化ゲートに登録しています)
 
これがあれば、審査で待たされる時間を大幅に短縮することができますね。

e-Channelが使える場所は?

e-Channelを利用できる場所は、

  • 香港空港(HKG)
  • マカオフェリーターミナル
  • 深圳湾
  • 中国客運埠頭(チャイナフェリーターミナル)
  • 啓徳郵輪碼頭(カイタック クルーズターミナル)
  • 屯門フェリーターミナル
  • 羅湖(ローウー)
  • 落馬洲(ルオマーチョウ)支線
  • 紅磡(ホンハム)
  • 沙頭角(シャートウジャオ)
  • 文錦渡(マンガントウ)
  •  
    となっています。
     
    マカオへ行くのにも利用できるのは、便利ですね。

    申請できる条件は?

    申請の条件は以下のページに詳細があるのですが、
    https://www.immd.gov.hk/eng/services/echannel_visitors.html
    要約すると、

  • 18歳以上で、かつ下記ステータスのうちいずれか保有していること
  • 1. APECビジネスカード(裏面に”HKG”の記載があるものに限る)
    2. HKSARトラベルパス
    又は

  • 12ヶ月以内に少なくとも3回香港国際空港で入国したことがある
  •  
    となっていますが、ページをよく見ると、
     
    航空各社の上級会員ステータス
     
    というものがあります。
     
    つまり、どこかの航空会社の上級会員であれば、e-Channelに登録ができるんです。
     
    しかも、申請時が初めての香港であっても。
     
    これは、上級会員の一番下のランクでも問題ありません。
     
    ANA(NH)でいうなら、ブロンズ会員であっても大丈夫です。
     
    自分は今回が人生で2回目の香港だったのですが、この上級会員であること、という条件を利用して登録をしたんです。
     
    申請時は、ANA(NH)のプラチナカードを出しました。
     
    もちろん、上級会員ではない方でも、申請日から12ヶ月以内に3回以上香港空港から入国したことがあれば、4回目以降の入国時に申請することができます。
     
    ちなみに、以下の4カ国だけは、条件が異なります。

  • シンガポール
  • 韓国
  • ドイツ
  • オーストラリア
  •  
    これらの4カ国は、通常のルールに比べて、条件が緩かったり厳しかったりするようです。
     
    例えば、シンガポール国籍の人は11歳から申請できたり、申請できる場所が多かったり、
     
    オーストラリアは、オーストラリアのパスポートを持っている人であれば初めて香港を訪れる場合でも申請ができたり、
     
    ドイツは上記のような航空会社の上級会員ステータスを持っていなくても、EasyPASSに登録していれば登録ができたり、とか。
    ※ドイツの資格取得要件について、読者の方からご指摘をいただいたので修正しました。ありがとうございます 🙂
     
    申請所に、それぞれの国のパンフレットがあったので、記念にもらってきました 🙂

    違いがあって、面白いですね。
     
    これら4カ国の条件も、上述のページで確認することができます。
    https://www.immd.gov.hk/eng/services/echannel_visitors.html

    どこで登録するの?

    というわけで、日本人は空港でのみ申請することができます。
     
    HKGに到着し、入国審査を終えて、スーツケースを引き取るターンテーブルに行く前に申請所があるのです・・・が、この申請所がとてもわかりづらいところにあるので、実際に道のりを録画してきました。
     
    間違って出口から出てしまうと2度と戻れないので、湾仔(ワンチャイ)にあるe-Channelの事務所へ行くか、また次回の香港入国時に・・・ということになってしまうので、この動画を参考にして間違わないようにしてください^^;

    審査終了後左右どちらにも申請所はあるのですが、右にある方がやっている時間が長いので、右側に行った方が間違いはないと思います。
     
    ・左側(北側) : 10:00 a.m. – 6:00 p.m.
    ・右側(南側) : 7:30 a.m. – 11:00 p.m
     
    ちなみに、湾仔の事務所の住所は
     
    e-Channel Enrolment Office
    7/F, Immigration Tower,
    7 Gloucester Road, Wan Chai
     
    で、平日の8.45 – 17.00の間申請を受け付けています。

    実際に申請してみた

    最初に、初めての登録か更新かを聞かれます。
     
    パスポートが新しくなり、バーコード付きのシールを貼ってもらいたい場合は、その旨伝えましょう。
     
    航空会社の上級会員のカード(自分の場合はNHのプラチナカード)を提示して、書類にいくつか記入し、写真を撮って、指紋を採取されておしまいです。
     
    パスポートの裏に、バーコード付きのシールが貼ってあるのを確認しましょう。
     
    審査の人が言うには、2〜3時間後からは、使えるようになるそうです。
     
    なので、航空券を分けて購入し(業界用語では「別切り」と言います)、一度荷物を受け取らなければいけない場合に初めてこのe-Channelを利用する場合は、乗り換え時間が3時間くらいであれば、利用可能です。
     
    自分が行った時は1人申請中でしたが、申請・登録にかかった時間は待ち時間も含め全部で、15分くらいだったと思います。
     
    無事に、パスポートにバーコードをつけてもらいました。
     
    そして、登録が終わった後は、香港の入国時に書いていたあの小さな紙を書く必要がなくなります。

    PAR的Tips

    ちなみに、申請所にあるこの看板。

    画像をよく見て欲しいんですが、
     
    Enrolment
     
    と言う単語がありますね。
     
    入会とか、登録とかの意味なんですが、単語が英国式の綴りだ、ということをご存知でしたか?
     
    米国式の綴りだと

    Enrollment
     
    となり、”l”が一つ多くなるんです。
     
    香港は元々イギリスの影響を大きく受けているところなので、表記はもちろん英国式の
     
    Enrolment
     
    です。
     
    いいですね。
     
    随所にイギリスを感じられる香港のこういうところも、大好きです 😉

    まとめ

    意外と簡単な手続き。
     
    これであなたも、香港への入出国がスムーズにできるようになるでしょう。
     
    SFC修行でブロンズ会員だけど香港に滞在する方、申請後の帰りのフライトからe-Channelが使えますよ 😉
     
    ただし、自動化ゲートを利用できるのはあくまで申請者のみ。
     
    自分のような子連れで旅をすることが多い人は、使う機会が大幅に減ることを覚悟しておいてください^^;

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    COMMENTS & TRACKBACKS

    • Comments ( 2 )
    • Trackbacks ( 0 )
    1. By cvs

      “逆に韓国・ドイツ・オーストラリアは上記のような航空会社の上級会員ステータスを持っているだけでは登録ができなかったり、とか” <-- ちょっと違います。

      ドイツなどはステータスがなくても初めて香港に行った時に登録できることになっています。それはなぜかというと、香港のSARパスポートを持つ人はドイツのEasyPASSにも登録できるからです。

      • By par

        ご指摘ありがとうございます!そういうことだったんですね。
        文章の内容を修正致しました。
        ありがとうございました 🙂

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