マリオットのPoints Advanceルール変更を考える
マリオットの「Points Advance」はポイントを持っていなくても特典宿泊を予約することができるMarriott Bonvoyのユニークな特徴の一つですが、やり方はとても簡単です。
・無料宿泊予約、「キャッシュ&ポイント」予約、ポイントアップグレードなど、お好みの特典宿泊を見つける
・アカウントにあるポイント数に関わらず、予約する
・チェックインまたは客室のキャンセルから14日以内にポイントを獲得する
例えば自分のようにマリオットはヒラに近いゴールドメンバー(アメックスプラチナによる)で、アコーホテルズを多用しているような人でも、アカウントのポイントがゼロであっても、予めポイントでの予約ができることができました。
ですがマリオットはすでに一度、ゴールポストを動かしています。
Points Advanceは、2019年になって少し使い勝手が悪くなりました。それ以前は、部屋を予約することで料金が保証されていました。今はそうではありません。
マリオットのポイントプログラムルール変更(2019/9/14から)
そして、ゴールポストはさらに移動しました。
今更感はありますが、変更となったルールを改めて考えてみたいと思います。
(マリオットの規約に対してあまりにも無知なので、勉強の意味合いもあります)
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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ルール変更概要
2021年6月にルール変更されたPoints Advanceは、以下のようになりました。
・マリオットボンボイアカウントのポイントがゼロの場合でも、Points Advanceの予約を継続することができます
・一度に予約できるPoints Advanceの数は3つまで
・Points Advanceの予約は、到着日の30日以上前にのみ行うことが可能
・予約日から60日以内に必要なポイントを調達しないと、予約はキャンセルされる
・60日ルールにかかわらず、到着の14日前までにポイントを払えない場合は、キャンセルとなる
マリオットによると、一部のトップリゾートでの交換予約の25%はPoints Advanceで行われており、予約者がポイントを準備できないためにキャンセルされるケースが多いとのことです。
今回の変更については、上記を鑑みると止むを得ない部分もあるでしょう。
まとめ
60日の間に、アメックスのポイントからマリオットにポイントを移行したり、実際に宿泊し、ポイントを獲得する必要があります。
しかし、60日間では、宿泊による大量のポイント獲得はできません。
出張の多い方でも、60日間で例えばJPY300,000以上の滞在をすることは難しいでしょう。
これでは、まともなホテルに1泊することもできません。
つまり、1年前に予約した宿泊のポイントを得るために、9 – 10ヶ月ほどかけてマリオットに集中して宿泊し大量のポイントを獲得するという方法は、もはやできないということです。
ポイントアドバンスの新しいルールは、マリオットのこちらのページでご覧いただけます。
現在利用している航空会社やホテルチェーンを捨てられない重要な要因とは何でしょうか?
それは、特典に必要なポイントが貯まった頃には、予約する部屋がないということです。
ポイントやマイレージは、パッと貯めて(買って)サッと使うに限りますね。
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