シンガポール航空(SQ)が西シドニー空港(WSI)に就航します
オーストラリア・シドニーの西側に、2026年新しい空港が誕生する予定です。
西シドニー国際空港(WSI)が2026年後半に開港すれば、シンガポール航空(SQ)が最初に就航する航空会社のひとつとなり、シドニーからの深夜出発の可能性が広がることになります。
WSIとSQの計画について調べてみました。
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西シドニー空港(WSI)について
シンガポール航空(SQ)は、2026年後半からシドニーの西約44kmに位置するバジェリーズ・クリークにあるシドニーの新空港からの運航を正式に約束する最初の国際航空会社となるようです。
この開発により、シドニー空港(SYD)の騒音規制を回避することができるようになり、現在、SYDからシンガポール空港(SIN)への有利な深夜出発便を運航することができるようになります。
西シドニー空港(WSI)は、シドニーに就航するフルサービスの国際線・国内線旅客空港で、4段階に分けて建設され、最初の空港は2026年後半に開港する予定です。
A380対応3,700m滑走路1本、旅客ターミナル1棟から年間1,000万人の旅客が利用できるようになります。
その後の開発フェーズでは、2060年までに年間8000万人の旅客に対応し、現在のSINの年間処理能力9000万人に迫る能力を持つ、4つのターミナルを持つデュアル滑走路運営施設に拡大する見込みです。
今回の発表に先立ち、カンタス航空(QF)とジェットスター航空(JQ)のみが、2026年後半からWSI発着の国内線を運航することを確定しており、これらの航空会社は当初、同空港に約15機の航空機を駐機させる予定となっています。
ヴァージン・オーストラリア(VA)も同空港に就航する可能性が高いですが、まだ確定ではありません。
SQの計画
SYDは、シドニー中心業務地区の南わずか8kmに位置し、毎日午後11時から午前6時までの間、航空機の離着陸を禁止する厳しい夜間運用制限令があります。
また、1時間あたりの航空機離着陸回数は80回に制限されているため、ピーク時には長時間の遅延が発生することも多いです。
一方、WSIは騒音規制なしで24時間運航するため、SQは午前0時近くにWSIを出発し、午前6時頃にSINに着陸するサービスを開始することができるようになります。
そうなれば、SQの他のアジア路線への乗り継ぎが便利となり、また、シドニーからSQのロンドン(LHR)行きSQ308便(午前9時発)への適切な乗り継ぎが可能になります。
現在、メルボルン(MEL)発SIN行きのSQ218便は午後11時35分に出発し、翌日の午前5時30分にSINに到着します。
SQは2024年冬、SYDから毎日5便、6時45分発、10時00分発、12時15分発、16時10分発、19時10分発を運航します。
SQのWSI便は、SYDの既存便を置き換えるのではなく、補完するものと思われます。
SQの格安航空会社スクート(TR)がWSIにも参入するかどうかはまだわかっていません。
まとめ
SQがWSIに就航したら、ラウンジはどうなるのか、空港周辺のホテルはどうなるのか、色々と楽しみなことがあります。
アコーができてくれると嬉しいなぁ 🙂
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