ユナイテッド航空(UA)がニューヨークジョンFケネディ空港(JFK)復帰へ
IATAにおける「ニューヨーク」の都市コードは
NYC
ですが、このNYCの中には
ジョンFケネディ(JFK)
ラグアディア(LGA)
ニューアーク(EWR)
34番通りヘリポート(TSS)
の空港が含まれています。
そして、上3つの空港で、アメリカの3大キャリアの棲み分けがなんとなくできています。
ジョンFケネディ(JFK) : アメリカン航空(AA)
ラグアディア(LGA) : デルタ航空(DL)
ニューアーク(EWR) : ユナイテッド航空(UA)
という感じ。
かつてUAはJFKにも就航していましたが2015年10月以降JFKを利用していません。
ですが、UAはJFKへ戻る計画があるようです。
その計画を追ってみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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なぜJFKへ戻るのか
UAは2021年の運航でJFK発着のフライトを計画しているそうですが、JFKはスターアライアンスを含め世界各国の航空会社が利用している空港なので、この状況であっても利用している航空会社が結構あります。
その中で、UAの存在感を示し、乗り継ぎの利便性などを考えJFKの再就航に到るんだと思います。
ですが、多額の費用をかけてEWRからJFKへ映る意味があるんでしょうか?
JFKは既に、アメリカン航空(AA)とブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、デルタ航空(DL)とヴァージン・アトランティック(VS)のジョイントベンチャーが存在感を示していて、これからUAが割り込むのは難しそうです。
JFKにはUAのラウンジがないのでまた作らなければいけないかもしれません。
JFKにはスターアライアンスメンバーのいくつかラウンジがありますが、全日空(NH)の招待ラウンジはBAラウンジなくらいなので、ラウンジの開設は必須となるでしょう。
まとめ
UAがJFKへ戻った場合、EWRのターミナルCはどうなっちゃうんでしょうね。
事実上UAのターミナルとして利用されていて、UAがいなくなったらガラガラになってしまいます。
閉鎖となるのか、JFKと併用となるのか。
自分はEWRもJFKも利用したこともなく、まだアメリカへ行くことはありませんが、大人しくUAマイレージを国内線で利用しつつ興味深く見ていきたいと思います。
日本国内線を含め、UAマイレージをお得に使う方法は、こちらの過去記事をご覧ください。
ユナイテッド航空(UA)のマイレージ20,000マイルで、何ができるのか
また、UAマイレージをお得に貯めるためのクレジットカードも、クレディセゾンから発行されています。
MileagePlusセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの損益分岐点を考える
COMMENTS & TRACKBACKS
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UAがCOと合併する前、合併後COのハブであったEWRへ移る前、JFKにはtranscontinental路線のSFOとLAXからの便と、IADからのUnited Express便しか運航していませんでした。それ以前はNRTからのインターもありましたが、もともとUAはJFKをハブとして位置づけしていなかったので、自社ターミナルもありませんでした。
United Club(旧United Red Carpet Club)はありましたが、規模はおおきく大きくありませんでした。
今回の方針転換は、旧CO出身のCEOではなくなってから2代目。またスターアライアンスネットワークを考慮してのことだと思います。
元々COのハブであるEWRからの撤退は絶対にあり得ないと思います。
TransconのSFO/LAX線はEWR発着になってからの方がloadは増えてるようにしか見えませんし。
コメントありがとうございます。
EWRとJFK両方使うようになる、ということですね。
SQも世界最長フライトをEWRからJFKにするそうなので、ご指摘の通りスターアライアンス同士の連携が目的なんですね 🙂