客室乗務員のコールボタンを使うべき時
あなたは機内で、フライトアテンダントの呼び出すコールボタンを頻繁に利用しますか?
自分は、よっぽど重要なことがない限り利用しません。
ですが、客室乗務員の方は本来保安要員であり、積極的に利用した方が良い場合があります。
コールボタンのスマートな使い方を考えてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
[toc]
コールボタンとは何ですか?
飛行機の座席には必ず客室乗務員呼び出しボタンが付いています。
通常、頭上のの読書灯と個別のエアノズルのすぐそばにあります。
コールボタンとはその名の通り、客室乗務員を席に呼ぶためのボタンです。
コールボタンは、サービスを目的とした呼び出しボタンであること思われています。
しかし、すべての客室乗務員がそう解釈しているわけではないようので、その点についてもう少し詳しくお話したいと思います。
いつコールボタンを押すか
通常、コールボタンは飲み物のおかわりや緊急事態など、客室乗務員を呼ぶのに利用されます。
ですが、アメリカでは、このコールボタンは「緊急用のボタン」であり、絶対に必要な場合にのみ使用するようにとアナウンスされるケースが結構あるようです。
(このようなアナウンスは航空会社では認められていません)
ファーストクラス・ビジネスクラスでのコールボタンの使用について
特に国際線のファーストクラスやビジネスクラスでは、客室乗務員のコールボタンを使ってサービスを受けるのが一般的です。
より多くのサービスを受けるためにプレミアム料金を支払っているのですから、その方がスマートでしょう。
さらに言うと、一流の航空会社では、搭乗客がギャレーに行ってリクエストするよりも、コールボタンを押すことを好むのが一般的です。
ギャレーとキャビンの間に厚いカーテンがある飛行機が結構ありますが、客室乗務員の「スペース」に勝手に入ってはいけないのです。
なので、コールボタンを押すのが「礼儀」となります。
50席以上のビジネスクラスがあるキャビンで、客室乗務員がカートを使ってサービスをしていて、現在通路にいる場合、コールボタンを押す前に、そのサービスが終わる余裕を持てれば、なお良いかもしれません。
また、航空会社ごとにサービスも異なります。
例えば、シンガポール航空(SQ)では、10~15分ごとに乗務員が機内を通過するようになっているのでコールボタンを押す必要がありません。
キャセイパシフィック航空(CX)のファーストクラスは正反対で、コールボタンを押さなければ客室乗務員は通路を通りません。
ですが、コールボタンを押せば、数秒後には客室乗務員がすぐにきてくれます。
エコノミークラスでのコールボタンの使い方
エコノミークラスで客室乗務員の呼び出しボタンを使用することは、なかなか大変です。
エコノミークラスの人員比率はファーストクラスやビジネスクラスとは異なり、多くの場合、客室乗務員は客席までかなり歩かなければなりません。
また、長距離路線では乗務員に休憩時間があるため、スタッフの比率がさらに下がります。
一般的にはあまり使わない方が良いと思いますが、真ん中の席に座っていて、隣の人が寝ていて出られない場合などは使ってもいいと思います。
とは言え、エコノミークラスにおいては、足を伸ばして自分でギャレーに行く方がかえってよいかもしれません。
まとめ
すべての飛行機の座席にはコールボタンが付いていますが、このボタンを使う習慣はそれぞれ異なるようです。
アメリカ国内での振る舞いに少し注意すれば、サービスのために使用しても問題はないでしょう。
とはいえ、あまりにも業務の妨げになるようなコールボタンの頻繁な利用は避けるべきかなと思います。
自分は、変に声をかけられず、必要な時だけ呼ぶことのできるCXのスタイルが好きですね。
LEAVE A REPLY