アメリカン航空(AA)の招待制ステータス「グローバルサービス(Global Service)」とは
{{name}}さん、こんにちは。
PAR@Seasoned Travellerです。
先週は、ユナイテッド航空(UA)の招待制ステータス「グローバルサービス」を紹介しました。
今週は、アメリカン航空(AA)の招待制ステータス「コンシェルジュキー(Concierge Key)」を紹介します。
2009年に公開されたジョージ・クルーニー主演の映画「Up In The Air(マイレージ・マイライフ)」でも大きなテーマとなったことから、招待制の航空会社ステータスとして最も有名なのはアメリカン航空(AA)のコンシェルジュキーでしょう。
コンシェルジュ・キーの獲得方法とそのメリットは?
コンシェルジュキーメンバーは何人くらいいるのか?
このステータスについて公表されている情報は少ないのですができる限りお答えしたいと思います。
コンシェルジュキーはAAの招待客専用のエリート・ステータス・レベルです。
獲得するための基準は公表されておらず、毎年更新する必要があるため、ある年に獲得して次の年に失うこともあります。
数年前までは、コンシェルジュキーはAAdvantageプログラムとは完全に別物でしたが、今はもうそうではありません。
現在では、コンシェルジュキーはAAdvantageプログラムの正式な一部であり、エグゼクティブ・プラチナステータス(AAが公表する最上位ステータス)の上の層となっています。
コンシェルジュキーの獲得基準は公表されていませんが、一般的にはいくつかの獲得方法があります。
ひとつは、AAを大量に利用することです。
年間USD50,000以上の利用をすることも必要のようです。
つまり、コンシェルジュキーは純粋に自分の旅行で獲得することができますし、おそらくそれが最も一般的な獲得方法でしょう。
AAがロイヤリティ・ポイントを導入し、AAdvantageステータスの獲得方法を変更しましたが、クレジットカードの利用で何百万ポイントもロイヤリティ・ポイントを獲得しても、コンシェルジュ・キーの招待を受けることはできないのではないでしょうか。
また、他の人の旅行に対する影響力によってもコンシェルジュキーを獲得することができます。
AAは、大企業との契約の一環として、または他の人の旅行に多くの影響力を持つ主要なトラベルプランナーにコンシェルジュキーステータスを与えることがあります。
一部の「インフルエンサー」にコンシェルジュキーを提供することでも知られています。
例えば数年前、あるYouTuberがコンシェルジュキーになったことがありました。
コンシェルジュキーにはかなり多くの特典が公表されていますが、このステータスの最大のメリットは、イレギュラーな運航の際の「ソフトな」待遇の良さだという意見もあります。
コンシェルジュキーの特典は以下の通りです。
・他のAAdvantage上級会員より優先的にアップグレード
・アドミラルズクラブ会員資格
・アメリカ国内旅行でもフラッグシップラウンジの利用が可能
・エグゼクティブ・プラチナ会員が通常受ける特典に加え、システム全体のアップグレードを2つ追加
・国際線アップグレードの自己負担額免除
・24時間365日のサポートが受けられる専用電話番号とメールアドレス
・国内旅行でもフラッグシップファーストチェックインが利用可能
・誰よりも早い優先搭乗
・運航に急な変更が発生した時のサポート
フライトが予定通りとならなかった時のアシストは、おそらく最も価値のある特典であると同時に、最も安定しない特典でもあります。
コンシェルジュキーメンバーは、フライトがキャンセルされたり遅れたりした場合、良い日であれば積極的に予約を取り直すことができます。
AAはハブ空港にコンシェルジュキー・ターマック・トランスファーのための車を用意しており、短い乗り継ぎ時間であれば、飛行機まで迎えに来て、乗り継ぎ便まで送ってくれるかもしれません。
AAは当然ながら、コンシェルジュキー会員の数を明らかにしていないのですが、コンシェルジュキー会員の数は10,000人から20,000人の間くらいであると噂されています。
何れにしても招待されるまでには相当なお金をAAに落とさなければいけませんが、最低USD50,000だそうです。
USD50,000をAAに落とせば、そのうち幾らかはハイアットのポイントとしても戻ってくるので全く無駄ではなさそうですが、同じワンワールドの最上級会員なら自分はブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のゴールドゲストリストを維持するのに全力を傾けたいですね。
ロンドンヒースロー空港(LHR)のコンコルドルームに入れるだけでも、相当の価値があると思っています。
それに、アメリカにも行くことはないでしょうから 😛
それではまた来週!