マイレージ数を抑えて特典航空券を予約するための考え方
{{name}}さん、こんにちは。
PAR@Seasoned Travellerです。
今日は、特典航空券を予約するにあたり必要マイレージ数を抑えて予約するための考え方をお伝えします。
そのために必要なのは、
旅程の一部を捨てる
という考え方を理解すること。
例えば、パリ(CDG) -> ニューヨーク(JFK) -> メキシコシティ(MEX)を、CDGからJFKまでの区間だけを利用するつもりで予約した場合です。
なぜ、乗るつもりのないフライトを追加して予約をするのでしょう?
その理由は、航空会社が複雑な価格設定アルゴリズムを使っているからです。
このような複雑なシステムの結果、大都市の中心部を結ぶ航空券(需要が高く、価格抵抗が低い可能性が高い)よりも、乗継の都市を入れた航空券の方がはるかに安価になることがあるんです。
これは、有償航空券を節約するために一部で長い間利用されてきた方法ですが、マイレージプログラムにおいても必要マイレージ数が変動制となっているプログラムが増えている今、この考え方は時に多くのマイレージを節約できるため、頭に入れておくべき考え方です。
まず、この方法はちょっとリスキーであることをお伝えしておきます。
これはちょっと勇氣のいることで、万が一の時に備えてバックアッププランを計画しておく必要もあります。
当然のことながら、航空会社は、このようなことをするのを好見ません。
もしパリからニューヨークまでの航空券を買いたいのなら、パリからメキシコシティまでの航空券ではなく、パリからニューヨークまでの航空券を買ってほしいのです。
このようなことを何度も繰り返すと、航空会社のマイレージプログラムはアカウントを停止することがあります。
実際、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は、有償航空券でこのようなことをした乗客に、最後の区間を「スキップ」したことによって浮いたUSD2300の航空券を請求しようと訴えたことで有名です。
この訴えは下級審で却下され、LHは当初これを不服としていましたが、最終的には訴えを完全に取り下げました。
ユナイテッド航空(UA)は、目的地での予定について質問するよう従業員を訓練しているとさえ伝えられています。
もちろん、裏を返せば、航空券を買ったのだから、何をやってもいいという視点もあります。
本当に何か理由があって、乗れなくなることだってあるでしょうし。
偶然を装わなければいけない、ということですね 😀
倫理的に好ましくないと感じるかもしれません。
その場合は、やめておきましょう。
では、実行に移すとして、どのように行うかですが、スキップする区間は、旅程の最終区間でなければなりません。
それ以前の区間に搭乗しなかった場合、ほとんどの航空会社は残りの旅程をキャンセルします。
一般に、このようなフライトは片道で予約するのがよいということになります。
手荷物は絶対に預けないこと。
手荷物は原則として、最終目的地で受け取ることになっています。
手荷物のゲートチェックを避けること。
ゲートチェックの際、ゲート係員が最終目的地まで荷物を預けようとする場合があります。
もし、ゲートチェックをせざるを得ない場合は、中間目的地までしか預けないようにしましょう。
航空券にマイレージプログラムの番号を記入しないこともご検討ください。
マイルを失う可能性があることを心配する場合、航空券からマイレージ番号を外しておく方がよいかもしれません。
子どもと一緒にやってはいけません。
自分は一人で飛行機に乗るときだけ、この方法をとります。
一人なら、意図しないところで足止めを食らっても、対処できます。
フライトのキャンセルや旅程の大幅な変更で接続がうまくいかなくなった場合、「何とかする」覚悟が必要です。
実際自分も、何度か行ったことがあります。
シントマールテン(SXM) – パリ(CDG) – マドリード(MAD)
という予約をヴァージン・アトランティック航空(VS)で予約して、CDG – MADには搭乗しない、とか。
SXM – CDGの直行便は、検索では出てこなかったので、乗継で検索したところ表示されたので予約しました。
身近なところでいうと、ユナイテッド航空(UA)の国内線のフライトがいい例です。
本当は羽田(HND)から伊丹(ITM)へ行きたいのに、ちょうどいい便が空いていない。
その場合に、例えば目的地を松山(MYJ)にすると、ITM乗継のちょうどいい便が出てくることだって十分にあり得ます。
そして、実際にはMYJまで行かずにITMで降りてしまう、とかですね。
繰り返しになりますが、あまりやりすぎると航空会社のブラックリストに乗ってしまい、最悪マイレージプログラムの凍結、と言ったケースもなくはないので十分に注意が必要で、ここぞという時以外は利用するべきではありませんが、その「ここぞ」のために、考え方だけは理解しておきましょう。
それではまた来週!