ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の「Upgrade Using Avios」オプションを効率的に利用する
{{name}}さん、こんにちは。
PAR@Seasoned Travellerです。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosを利用して特典航空券を予約する際、オプションの一つとして
Upgrade Using Avios
というものがあります。
これは、有償で購入した航空券にAviosを足して、予約と同時に一つ上のキャビンクラスへアップグレードする、というものです。
今回は、特に長距離路線での「Aviosを使ったアップグレード」の仕組みについて説明します。
最も安いエコノミーの予約クラス(O, G, Q)からのアップグレードはできません。
つまり、セミフレキシブルな以上の航空券でない限り、エコノミーからプレミアムエコノミー(ワールドトラベラープラス)にアップグレードすることはできません。
プレミアム・エコノミーの航空券は、すべてビジネスクラスにアップグレードすることができます。
エコノミークラスより少し広めの座席から、ドア付きのフルフラットベッドにアップグレードすることができます。
ビジネスクラスの座席は、ファーストクラスにアップグレードすることができます。
BAホリデーまたは旅行代理店で発券された航空券もアップグレード可能ですが、その場合は通常、BAに電話をする必要があります。
アップグレードは、特典航空券と同じ解放座席を利用することになります。
プレミアムエコノミーまたはビジネスクラスでAvios交換を予約できない場合、エコノミーまたはプレミアムエコノミーの航空券をアップグレードすることはできません。
アップグレードは、搭乗前に行う必要があります。
機内やチェックイン時にAviosを使用してアップグレードすることはできません。
ba.comにログインすると、「Aviosでアップグレードする」という予約オプションがあります。
これは、システムが適切なチケットで最も安い航空券を販売し、すぐにアップグレードの処理をすることができます。
ba.comのホームページの予約画面からは操作ができません。
ログインして、エグゼクティブ・クラブのウェルカムページから検索する必要があります。
予約時にアップグレードする必要はありません。
実際、アップグレード可能な上位キャビンのAvios特典席がない場合は、アップグレードできないこともあります。
オンラインで「予約の管理」を使って、後でアップグレードすることができます。
ただし、ファーストよりビジネス、ビジネスよりプレミアムエコノミー、プレミアムエコノミーよりエコノミーと、キャビンクラスが上がればサーチャージが高くなるため、後日アップグレードする場合は、Aviosに加え、追加の現金支払いを要求されることにご注意ください。
アップグレードに必要なAvios数は、アップグレード元およびアップグレード先のキャビンの特典フライトのアビオス数に基づいており、対象のフライトがピーク時かオフピーク時かによって異なります。
計算式は次のとおりです。
アップグレードしたいキャビンのAvios – 予約したキャビンのAvios = 片道アップグレードに必要なAvios
以下は、ロンドンからニューヨークへのピーク時の片道アップグレードで、プレミアムエコノミーからビジネスにアップグレードする場合の例です。
ビジネスクラス : 60,000Avios – プレミアムエコノミークラス : 40,000Avios = 20,000Aviosでアップグレード
となります。
さらに、搭乗するキャビンに応じた税金と手数料を支払います。
ちなみに、ロンドン(LHR) – ムンバイ(BOM)間で、プレミアムエコノミーからビジネスへアップグレードする際の必要Avios数は、
オフピーク : 42,500Avios
ピーク : 32,500Avios
となっており、ピーク時の方が必要Avios数が少なくなっています。
これは、もともとのビジネスクラス・プレミアムエコノミークラスの間の差が小さいため、このような現象が起きることもあります。
ロンドン(LHR) – 香港(HKG)間だと、プレミアムエコノミーからビジネスへアップグレードする際の必要Avios数は、
オフピーク : 50,000Avios
ピーク : 32,500Avios
となります。
なかなかお得かな、という氣もしますが、プレミアムエコノミークラスの料金がそもそも結構高いので、利用する機会は少ないかもしれません。
Aviosを利用して特典航空券を予約する際は、高額の燃油サーチャージに注意して予約するようにしましょう。
それではまた来週!