アラスカ航空(AS)の新しいマイレージ提携航空会社

アラスカ航空(AS)は、フィリピン航空(PR)との新たな提携を発表しました。
この新たなパートナーシップは、今後数か月以内に開始される予定で、その時点からASの公式ウェブサイトやモバイルアプリを通じてPR便を直接予約できるようになります。
また、ASのマイレージプログラム「Mileage Plan」の会員は、PRのフライトでもマイレージの獲得および利用が可能になります。
提携概要
フィリピン航空(PR)は、アラスカ航空(AS)の主要拠点とマニラ(MNL)を結ぶ便を多く運航しており、週14便のロサンゼルス(LAX)線、週7便のサンフランシスコ(SFO)線、週5便のホノルル(HNL)線、そして週3便のシアトル(SEA)線が設定されています。
MNLからは、アジア各地をはじめとするさまざまな地域への乗り継ぎもスムーズです。
ハワイ、カリフォルニア、ワシントン州などに多く暮らすフィリピン系コミュニティの方々にとって、PRの広々とした長距離路線機での旅がより便利になり、トランスパシフィックの旅でASマイレージを貯められるようになるのは大きな魅力でしょう。
現在ASはワンワールドに加盟していますが、ASが魅力的なのは、多様な航空会社との独自提携も積極的に展開している点です。
中規模の航空会社でありながら、ASの「マイレージプラン」は非常に価値の高いロイヤルティプログラムとして知られています。
ワンワールド加入やハワイアン航空(HA)の買収以前からも、ASは複数のユニークなパートナーシップを築いてきました。
今回のPRとの提携は、特に興味深いものです。
というのも、PRはこれまで北米で他の航空会社とのマイレージ提携を行っていなかったため、今回の提携により、マイレージを使ってPR便に搭乗する現実的な方法がついに登場したというわけです。
また、PR有償航空券のフライトマイルの加算先としても新たな選択肢が増えるのは嬉しいポイントです。
ASの拠点都市と、PRが運航する北米の主要都市とはかなりの重なりがあり、接続性の面でも非常に相性の良い組み合わせと言えるでしょう。
ASの距離制アワードチャートに基づけば、PRのビジネスクラスでの太平洋横断路線は片道75,000~85,000マイル程度になると予想されます。
まとめ
この新たな選択肢が加わるのを心待ちにしています。
できれば、特典航空券の空席枠も十分に用意されることを願いたいところです。
今後、PRはエアバス A350-1000型機を導入予定で、新しい機内プロダクトが登場する見込みもあり、ますます楽しみが広がります。
PRは価格的にも結構良心的ですがマイレージの加算先がなかったために予約を躊躇してました。
ASとの提携でちょっと、予約のハードルが低くなるかなと思っています。