ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がスターリンクの無料Wi-Fiを導入します

今後数年のうちに航空業界で標準化が進むとみられる無料のStarlink Wi-Fi。
その流れに、ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)も加わることを発表しました。
全機材に無料Starlink Wi-Fiを搭載予定
同社はSpaceX社と契約を締結し、短距離・長距離を問わず全機材でStarlink Wi-Fiを導入する計画です。
しかも、全乗客が無料で利用可能になる予定とのこと。
ノートパソコン・タブレット・スマートフォンなど複数のデバイスで同時接続ができ、特別なログイン操作も不要だと発表されています。
BAのマイレージプログラム「The British Airways Club」に加入していなくても利用できる見込みです。
Starlinkは、高速かつ低遅延のブロードバンド通信を特徴としており、離陸前から着陸後まで(gate to gate)常時利用可能になります。
このWi-Fiを使えば、動画のライブ配信、オンラインゲーム、ネットショッピング、仕事など、地上と同等の通信体験が期待できます。
Starlink導入を進めている航空会社は増加しており、これまでにエールフランス(AF)、airBaltic(BX)、ニュージーランド航空(NZ)、ハワイアン航空(HA)、カタール航空(QR)、スカンジナヴィア航空(SK)、ユナイテッド航空(UA)、ヴァージン・アトランティック(VS)、ウェストジェット(WS)などが同様の導入計画を発表しています。
Starlinkの利点のひとつは、機材の認証が完了すれば比較的短期間で設置可能な点です。
導入スケジュール
現在、Wi-Fi自体はBAのほぼ全機で利用可能ですが、有料サービスです。
ゴールドゲストリストメンバーであっても、有料です。
Starlink導入後は、より高速化され、すべて無料になる予定です。
導入開始は2026年中と見込まれていますが、具体的なスケジュールや対象機材についてはまだ公表されていません。
BAは250機を超える大規模な機材を保有しているため、全機への装備完了までにはある程度の時間がかかる見込みです。
BAのことですから、きっと遅れるでしょう。
まとめ
航空各社がStarlinkを採用する動きは加速しており、今後2〜3年で空のインターネット環境は大きく変わりそうです。
なお、グループ会社のイベリア航空(IB)も同様の導入を発表しており、グループ全体での取り組みとして進行中です。
先日カタール航空(QR)でスターリンクを体験してきましたが、家のネットワークと遜色ないスピードで驚きました。



LEAVE A REPLY
コメントを投稿するにはログインしてください。