エールフランス航空(AF)とKLMオランダ航空(KL)が共同運営するロイヤルティプログラム「Flying Blue」は、会員向け特典一覧を更新しました。
今回の変更により、プラチナ会員およびアルティメット会員は、特典航空券の空席により優先的にアクセスできるようになりました。
また、アルティメット会員については、パリ(CDG)で飛行機が沖留めになった場合、ターミナルとの間を車両で送迎してもらえるサービスが追加されています。
詳細情報
プラチナ会員・アルティメット会員向けの特典航空券の改善点
これらの上級会員は、他のステータスよりも「もっとも低いマイレージ数」での特典航空券を見つけやすくなります。
自分のアカウントで検索した際、より安いマイル数で予約できる機会が増えるという仕組みです。
少し調べてみましたが、関西(KIX)からパリ(CDG)までのビジネスクラス片道の必要マイレージ数が85,000マイルでした。

これは一時期に比べれば、だいぶ少なくなっているように思います。
アルティメット会員向け:CDG(パリ・シャルルドゴール空港)での車両送迎サービス
飛行機が沖留め(リモートスタンド)になる場合、会員本人と最大2名の同行者(合計3名)がターミナルと航空機の間を車で送迎されます。
* 出発時 : 搭乗口でスタッフと車両が待機
* 到着時または乗り継ぎ時 : 飛行機前で出迎え、そのままターミナルへ移動
・利用条件 :
* エールフランス運航便
* 中距離・長距離路線が対象
* 同行者は最大2名まで(車の定員による)
この特典改善について会員向けメールでも案内を送っていました。
まとめ
最近は多くの航空会社がマイレージ販売やポイント交換のキャンペーンに力を入れていますが、実際に航空券を購入して搭乗している会員にも相応の価値を提供する必要があります。
今回の改善により、AFやKLの特典航空券が以前より確保しやすくなるほか、極端に高いマイル数が提示されるケースも減ることが期待できます。
ちなみに、ルフトハンザ・ドイツ(LH)は最上級の「HON Circle」メンバーに対して、フランクフルト(FRA)でファーストクラス専用ターミナルを利用でき、ゲートが遠くても車で飛行機まで送迎される特典を用意しています。
Flying Blue のアルティメット会員は、今回パリでの送迎が追加されたものの、対象は中・長距離線が沖留めの場合に限られます。
Miles & Moreに比べると条件が厳しいものの、アルティメットステータスを獲得したいと思えるような改善だと思っています。
最新のステータス別特典はこちら。
タイミングを見て、アルティメットステータスを狙ってみようと思います。
