アメリカン航空(AA)が、独自に提携を行っているガルフ・エア(GF)との提携解消を発表しました。
(提携は2018/4/30まで)
提携解消の理由について、少し探ってみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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GF概要
ガルフ・エア(GF)は中東バーレーンの国営航空会社で、どこのアライアンスにも属していません。
エティハド航空(EY)やカタール航空(QR)など、他の中東航空会社との競争でなかなか経営が厳しくなっているようです。
日本には就航していませんが、アジアにはインド各都市やマニラ(MNL)へ就航しています。
AAがGFと提携していた理由
中東の他航空会社に押されてなかなか大変なGFとAAが提携していたのは、GFがインドへ数多く就航しているからです。
GFが就航しているインドの都市は、
です。

ワンワールドメンバーには、インドの航空会社がありません。
そのため、AAがインド市場を狙うためには独自に提携を行う必要があったんですね。
またAAもGFも、自社の予約システム(GDS)としてSabreを採用しています。
その辺りの親和性もあったのでしょう。
まとめ
先日AAはジェットエアウェイズ(9W)との提携解消を発表したばかりです。
[ss url=’https://voyageavance.global/9w-cuts-tie-with-5-airlines’ title=’ジェットエアウェイズ(9W)、一気に5社との提携解消を発表’ caption=’ジェットエアウェイズ(9W)、一気に5社との提携解消を発表’ ext=1 width=160px hatebu=0 tweets=1 likes=1 class=’alignleft’ rel=nofollow]
こちらは、9Wがデルタ航空(DL)との提携を強化するためにAAが追い出された感じなんですが、一方で、中国の中国南方航空(CZ)との提携を強化しています。
[ss url=’https://voyageavance.global/partnership-aa-cz’ title=’アメリカン航空(AA)と中国南方航空(CZ)の提携’ caption=’アメリカン航空(AA)と中国南方航空(CZ)の提携’ ext=1 width=160px hatebu=0 tweets=1 likes=1 class=’alignleft’ rel=nofollow]
AAはもしかしたら、もう中東航空会社との提携に旨味を感じていないのかもしれません。
いわゆる、「選択と集中」というやつですかね。
