マレーシア航空(MH)のターミナル間送迎車がBMWからメルセデスになります

クアラルンプール空港(KUL)でマレーシア航空(MH)に搭乗する際、メインターミナルとサテライトターミナルの間を移動するケースがあると思います。
これまでは電車が運行していて、メインターミナルビルとサテライトターミナルビルを結んでいました。
エアロトレインは1998年の空港開業以来、安定して稼働していましたが、近年では整備上の問題が増加していました。
ついに2023年3月、エアロトレインが途中で停止し、114名の乗客がトラック上で閉じ込められる事故を受けて、運行停止が決定されました。
2025年現在、空港ではこのシステムの近代化に取り組んでおり、新しいサービスが稼働するまでに少なくとも3年はかかると見込まれています。
そのため、最短でも2026年には新しい鉄道システムが稼働する見通しです。
エアロトレインが運休中の間、空港は両ターミナルビル間を結ぶ頻繁なバスサービスを提供しています。
一方、プレミアム乗客の体験向上を目指して、マレーシア航空は高級車によるプライベート送迎という革新的な取り組みを行っています。
この送迎で使われている車種が、変わるようです。
BMWからベンツへ
2024年2月、MYはKULのメインターミナルとサテライトターミナル間でプライベート送迎サービスを導入しました。
このサービスは24時間年中無休で運行され、MHのビジネスクラス搭乗客およびEnrichプラチナ会員が利用できます(ただし、ワンワールドの提携プログラムによるエメラルド会員は対象外)。
このサービスは、空港が提供するバスサービスを補完するものです。
サービス対象者は、メインターミナルのG1ゲートに向かう必要があり、そこから送迎が出発します。
この送迎は完全にプライベートなもので、旅行者のグループ以外の人と共有することはありません。
1台の車両に最大4人まで乗車可能です。
現在このサービスはエアロトレインの運休による代替手段として提供されていますが、非常に印象的です。
導入当初、このサービスにおいてBMWと提携し、完全電動のBMW i7を使用した車両を導入しました。
搭乗した時の様子は、こちらのどうがでどうぞ。
2025年1月現在、マレーシア航空はこの送迎サービスの提携内容を更新しました。
BMW車両の使用を終了し、新たにメルセデス・ベンツとの提携を開始しました。
このサービスには、プラグインハイブリッドの「S 580 e」と、完全電動の「EQS 500 4MATIC」が使用されています。
さらに、このサービスが他の顧客にも拡大されるよていです。
2025/3/1以降、メルセデス・ベンツ車を購入した顧客にも、この送迎サービスが利用可能となります。
メルセデス・ベンツの購入をどのように証明するのかは不明ですが・・・。
まとめ
自分はあまりメルセデスに乗った経験はありません。
海外で車を借りた際にアップグレードしてもらってEQSになった際に一度運転したことがあるくらい。
KULでBMWに乗れたのはある意味レアだったのかもしれません。
今年のうちにもしKULへ行く用事があれば、ぜひメルセデスで移動してみたいです。