IHGのブランド「ルビー」がスウェーデンに展開

IHGホテルズ&リゾーツは2025年2月に買収したルビー・ホテルズについて、スウェーデンで2軒目となる物件をマルメに開業する計画を発表しました。
新ブランドの展開
このホテルは78室を備え、ダヴィッドシャル地区にある旧オフィスビルを改装して2028年初頭にオープン予定です。
IHGのプレミアムカテゴリーに組み込まれ、ルビーが掲げる「リーン・ラグジュアリー(無駄を省いた上質)」のコンセプトを採用。
1階には開放的なパブリックスペースを設け、既存のブロガタン・レストランも引き続き同じ建物内で独立して営業します。
マルメ中央駅から徒歩圏内で、コペンハーゲン空港(CPH)へは鉄道で26分という立地です。
(マルメはコペンハーゲンの方が近い)
2024年のストックホルム進出に続き、マルメはスウェーデンでの次なる場所です。
ルビーホテルズについて
IHGはルビー・ホテルズを約1億1,050万ユーロで買収しました。
2013年創業のルビーはミュンヘンを拠点とし、ドイツ9軒、ロンドン3軒を含む計20軒を運営。
さらにオーストリア、スイス、イタリア、アイルランド、オランダにも展開しています。
今後3年間でエディンバラ、マルセイユ、ローマ、ストックホルムなど10軒の開業を予定。
IHGにとって20番目のブランドとなり、今後はヨーロッパのみならずグローバルにも拡大を目指すとしています。
ルビーの買収により、魅力的かつ独自性のある高品質なブランがをポートフォリオに加わりました。
都市型のコンパクトホテルというフランチャイズに適したモデルは、オーナーにとっても採算性が高く、ヨーロッパでの基盤拡大に加え、北米やアジアへもスピーディに展開することが期待されています。
また、IHGは2024年の通期業績も同時に発表。
客室単価に基づく収益は前年比3%増、平均客室単価は2.1%上昇、稼働率は0.6ポイント改善しました。
ヨーロッパ大陸では5.9%増、イギリスでは2.3%増と健調に推移。
特にドイツではNOVUMホスピタリティとの提携によりホテル数を倍増させ、今後オープンするNOVUM系列の物件もIHGブランドとして展開予定です。
イギリスには355軒(前年比2.6%増)、ヨーロッパ全体では878軒を展開しており、さらに260軒が開業準備中です。
まとめ
ルビーホテルの特徴として、
・必要な部分に集中したラグジュアリー
-> 余計な装飾やサービスを省き、宿泊者が本当に価値を感じる「デザイン性・快適性・立地」に投資。
・効率的な運営
-> デジタルチェックインやスマートな運営体制を取り入れることで、宿泊費を抑えつつ高品質を維持。
・スタイリッシュなデザイン
-> 音楽やアート、地域のカルチャーを取り入れた内装。各ホテルごとに異なるテーマを持つ。
・居心地のよいパブリックスペース
-> バーやラウンジを重視し、宿泊客以外の地元の人も利用できる空間を設けている。
・シンプルかつ都会的なライフスタイルホテル
-> 都市の中心部に立地し、「便利でセンスのよい拠点」として使える。
という点が挙げられます。
2025年9月現在、まだIHGで直接予約ができないのでポイントは貯まらないのではないかと思うのでひとまず様子見ですがミュンヘンを訪れた時に価格に見合った滞在となり得るのであれば検討してみようと思います。