2月 7, 2026
83 Views

イベリア航空(IB)のAviosが家族で共有できるようになりました

Written by

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、ハウスホールドアカウントを通じてAviosを家族間で合算できる仕組みを提供してきました。

それにもかかわらず、同じグループ傘下でロイヤルティの統合も進んでいるイベリア航空(IB)には、これまで同様の機能がなかったのが不思議な状況でした。
 
とはいえ「遅れてもやらないよりはまし」ということで、IBもついに独自のAviosプール機能を導入し、「ファミリーアカウント」と名付けています。
 
ファミリーアカウントは見た目や仕組みこそBAのハウスホールドアカウントに非常によく似ていますが、1つ大きな違いがあります。
 
それは、ファミリーアカウントに登録されていない人であっても、誰に対してでも特典予約ができる点です。
 
このため、BAのハウスホールドアカウントにあるような「フレンズ&ファミリー」リスト(世帯外の一部の人にも特典発券できる仕組み)は、IBのファミリーアカウントには存在しません。
 
機能面としては、すでにIBのAviosをBA側に移して、そこで友人や家族とプールすることが可能だったため、Aviosコレクターにとっては目新しさはさほどありません。
 
とはいえ、IB側だけで完結して同様のことが直接できるようになった意義は大きく、主にIBでAviosを貯めて・使っている人にとっては、かなり使いやすくなりました。
 
詳細はIBの公式サイトに掲載されていますが、どうやら2025年12月にはひっそりリリースされており、最近の一斉メール配信でようやく多くの人が氣づいた、という状況のようです。

ファミリーアカウントの仕組み

ファミリーアカウントは、2〜7名でIBのAviosをプールできる仕組みです。
 
「ファミリーアカウント」という名前ではありますが、実際には親・兄弟などの近親者に限られず、友人も含めて誰でも招待できます。
 
重要な点として、ファミリーアカウントを作っても、IBの各会員アカウントが完全に統合されるわけではありません。
 
また、ファミリーアカウントに参加することで、ある人のAviosを別の人へ無料で移行することもできません。
 
代わりに、各メンバーは自分自身のAvios残高を維持しつつ、他メンバー分も含めた「合算残高」にアクセスできるようになります。
 
ログインすると、自分の残高とファミリーアカウント全体の残高を両方見ることができます。
 
– 特典予約時 : 必要Aviosは、各メンバーの残高比率に応じて比例配分で自動的に差し引かれる
– Avios積算時 : 獲得したAviosは、そのフライトに搭乗した本人の残高のみに加算される
 
例として、自分が9,000Avios、パートナーが4,500Aviosを持っている状態で、4,500Avios必要な特典を発券すると、自分から3,000Avios、パートナーから1,500Avios、というように按分して差し引かれます。
 
一方で、自分がフライトで4,500Aviosを獲得した場合、自分の残高は13,500Aviosに増え、パートナーの残高は4,500Aviosのままです。

ファミリーアカウントの作成・参加方法

ファミリーアカウントはログインし、会員ページから作成できます。
 
作成できるのは成人のみで、「Iberia Club Kids」アカウントはファミリーアカウントに参加はできても、管理者にはなれません。
 
ファミリーアカウントを作るには、まず最低1名を招待する必要があります。
 
IBサイトの「My Iberia Club」のファミリーアカウント画面から、招待したい相手のIBアカウント番号を入力すると、自動メールで招待状が送られます。
 
招待の有効期限は7日間です。
 
少なくとも1人が招待を承諾すると、その時点でファミリーアカウントが有効化されます。
 
参加側が自分の生年を入力して認証を行う仕組みです。
 
一度ファミリーアカウントに参加すると、原則として最低12ヶ月間はそのアカウントに留まる必要があるとされています。
 
これはAviosの「出し入れ」を頻繁に行って悪用されるのを防ぐ目的や、不正アクセスへのセキュリティ強化の意味があります。
 
また、同時に参加できるファミリーアカウントは1つだけです。
 
メンバーの追加・削除を行えるのは、ファミリーアカウントを作成した「アカウントマネージャー」のみです。

ファミリーアカウント参加中の特典予約

ファミリーアカウントに参加している間は、あらゆる特典予約で使用されるAviosが、アカウントの全メンバーから自動的にプロラタで差し引かれます。
 
「今回の予約は自分のAviosだけから引いてほしい」といった指定はできません。

ファミリーアカウント離脱

ファミリーアカウントでは、各メンバーのAvios残高がそれぞれ別々に管理されているため、離脱や解散はシンプルです。
 
既存のファミリーアカウントから抜ける場合、自分の持っているAvios残高はそのまま引き継がれますが、他メンバーのAviosを含んだ「プール残高」にはアクセスできなくなります。
 
アカウントマネージャーがファミリーアカウント自体を閉じる場合も同様で、各メンバーは自分の残高を保ったまま個別アカウントに戻ります。
 
個々のメンバーは自分の意思だけでファミリーアカウントから抜けることはできず、削除できるのはアカウントマネージャーのみです。
 
もしそのマネージャーと関係が悪化してしまった場合などは、IBに直接対応を求める必要があります。アカウントマネージャーの変更も、IBへの問い合わせでのみ可能です。

Aviosの有効期限への影響

間接的ではありますが、ファミリーアカウントに入ることで、Aviosの有効期限切れを防ぎやすくなります。
 
まず、メンバーのうち誰か1人でもIberia Club Plata以上のステータスを持っていれば、そのファミリーアカウントの全メンバーのAviosは有効期限の保護を受けます。
 
また、通常は「3年間アカウントに一切動きがない」とAviosが失効しますが、ファミリーアカウント内で特典発券を行うと、全員のアカウントからプロラタでAviosが引かれるため、各人のアカウントに「利用履歴」が発生します。
 
その結果、3年ルールがリセットされ、実際には失効する可能性はかなり低くなります。

BA ClubとのAvios相互移行との関係

ファミリーアカウントに参加しているからといって、BAとの間でAviosを移行できなくなる、という話は特にありません。
 
BA側でハウスホールドアカウントを組んでいる場合でも、BA ↔ Iberia、AY、QRなどへのAvios転送が可能であることから、IBのファミリーアカウントも同様に扱われると考えられます。

まとめ

自分のAvios残高を完全に自分だけでコントロールできなくなる側面もあります。
 
ファミリーアカウントの誰もが、アカウント外の人に対しても特典発券が可能な仕組みなので、事実上「自分のAviosへのアクセス権」を他人と共有することになります。
 
参加前には、メンバー間の信頼関係が非常に重要になる点は、しっかり意識しておく必要があります。

Article Categories:
Air miles · Iberia

コメントを残す