改めてアメリカン航空(AA)マイレージの活用ルール

アメリカン航空(AA)のマイレージプログラムは、旅行好きにとって非常に使い勝手の良いマイレージ制度のひとつです。
提携航空会社も多く、マイレージを使って1,000以上の都市に旅することが可能です。
しかも、ここ10年近く、提携航空会社の特典航空券に必要なマイル数は大きく変わっていません。
提携航空会社とマイルの利用先
AAマイレージは、20社以上の提携航空会社のフライトにも利用できます。
特典航空券を予約する際は、燃油サーチャージや手数料が加算されることがあります。
特に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などのプレミアムクラスでは手数料が高めになる傾向があります。
予約・変更・キャンセルの基本ルール
* 誰の予約でも可能 : マイレージを使って家族や友人の分も予約できます。
* 最大約11か月前から予約可能 : 出発日の331日前から予約が可能。
* 24時間以内なら予約を保留可能 : 出発7日前以降の予約は最大24時間保留できます。
* キャンセル・変更は無料 : 2020年以降、特典航空券の変更・キャンセル手数料が廃止されました。
* 電話予約手数料も無料 : 以前は発券方法によりUSD25〜35の手数料がありましたが、現在はかかりません。
* 近距離出発の追加手数料なし : 以前は出発21日以内の予約にUSD75の手数料が必要でしたが、こちらも撤廃されました。
マイレージでのアップグレードや乳児同伴の対応
* アップグレード可能 : 対象となる有償チケットであれば、マイルを使って上位クラスに変更できます(エコノミー特典航空券は対象外)。
* 乳児の追加料金 :
* 国内線(アメリカ、カナダ、プエルトリコなど) -> 無料
* 国際線 -> 大人運賃の10%(ビジネス・ファーストクラスは金額が高くなりがち)
旅程のルール(ストップオーバー、オープンジョー、複数クラスなど)
* ストップオーバーは不可 : 国際線で24時間以上の滞在がある場合、複数の特典航空券が必要になります。
* 片道予約OK : 往復運賃の半分で予約可能(ただし一部の自社運航便は例外あり)。
* オープンジョーもOK : 出発地または目的地が異なる往復も可能。地域をまたぐ場合は、別々の片道扱いになります。
* 複数航空会社の組み合わせ可 : 提携先を組み合わせた旅程も同じマイル数で利用可能。
* 異なるクラスの混在も可 : 一部エコノミー、他がビジネスでも予約可能。ただし、必要マイル数は最も高いクラスに合わせて計算されます。
乗継ぎやルートに関する細かいルール
* 最大乗継数 : 片道で国内は最大2回、国際線は3回の乗継ぎまで可能です。
* 公開ルート(Published Route) : 特典航空券の発券には、航空会社がその区間の運賃を販売している必要があります。
* 最大許容距離(MPM) : ある地点間で許容される移動距離が定められており、これを大きく超えると予約不可になる可能性があります。
* マリッジセグメント(Married Segment Logic : 特定のフライトは、旅程全体でのみ利用可能なことがあり、個別区間での予約は制限される場合があります。
まとめ
AAマイレージは、うまく使えば非常に価値のあるリワードになります。
少しルールを理解するだけで、希望する旅をよりお得に楽しむことが可能です。
特典航空券の保留制度やキャンセルポリシーも充実しており、柔軟な旅行計画に最適なプログラムです。
具体的なルートは割愛しますが、日本から中東へ行くお得なマイレージ数は今も健在。
ルールが変わってしまう前に、最大限活用しましょう。