ITAエアウェイズ(AZ) ラウンジの相互利用開始とともにルフトハンザグループへ合流

アリタリア航空の後継であるITAエアウェイズ(AZ)は、フランクフルト(FRA)およびミュンヘン(MUC)においてもルフトハンザグループのターミナルへ移転しました。
これにより、グループ各社は最大のハブ空港にて一つ屋根の下に集結する形となります。
乗客にとっては、乗り継ぎの距離が短くなり、より快適な移動が可能になります。
他のグループ航空会社への乗り換えもスムーズになります。
さらに、それぞれのラウンジも利用できるようになりました。
AZが本格的にルフトハンザグループ入り
ITAエアウェイズ(AZ)は、フランクフルト空港(FRA)においてターミナル2からルフトハンザ・グループのターミナル1へ移転しました。
これにより、今後はゲートエリアAおよびBからの出発となり、ルフトハンザ・グループの他便への乗り継ぎが大幅に短縮されます。
また、空港のICE(高速鉄道)長距離駅へのアクセスもよりスムーズになりました。
ミュンヘン(MUC)では、ターミナル1からより近代的なターミナル2へ移転し、LHとMUCが共同運営するインフラを利用するようになりました。
ブリュッセル(BRU)、ローマ(FCO)、ウィーン(VIE)、チューリッヒ(ZRH)の他のハブ空港では、すでにAZはルフトハンザ・グループ各社のターミナルに移転済みです。
その他の各地の空港でも、各航空会社のチェックインカウンターが隣接して配置されたり、すでに統合されたりしています。
もう一つの重要なステップは、相互のラウンジ利用です。
対象となるAZの搭乗客は、ルフトハンザ・グループおよびその提携会社が運営する約130か所のラウンジを、今後は利用できるようになります。
もちろん、その逆も可能です。
ステータス会員やビジネスクラスのチケットを持つルフトハンザ・グループの乗客も、AZのラウンジを利用できます。
各社のプログラムはすでに2月初旬に統合されました。
それ以来、Miles & Moreの上級会員はAZのフライトでもマイレージやクオリファイイングポイントを獲得・利用できるようになっています。
また、AZの「Volare(ヴォラーレ)プログラム」もすでにルフトハンザ・グループ各社と連携されており、中期的にはVolareプログラム自体が完全に廃止される予定です。
新しいコードシェア便がスタート
2025年夏スケジュールからは、路線ネットワークでの協業も始まりました。
今後、AZとルフトハンザ・グループのフライトがコードシェア便として統合的に予約できるようになります。
これにより、以下のような多数の新しい目的地がネットワークに追加されます。
– アルゲーロ(AHO)
– ランペドゥーザ(LMP)
– パンテッレリア(PNL)
– レッジョ・カラブリア(REG)
まとめ
AZのルフトハンザ・グループへの統合はまだ完了していませんが、着実に進展しています。
ルフトハンザのターミナルへの移転は、AZの顧客にとって利便性が向上するだけでなく、グループ全体にとっても既存インフラの活用によるコスト削減という利点があります。
チェックイン、ラウンジ、搭乗、手荷物の取り扱いなどの業務は、ルフトハンザまたはその委託先のスタッフがAZのフライトも対応するようになりました。
今後は、乗り継ぎ便の接続性もさらに強化される予定です。
約1年後にはITAエアウェイズが正式にスターアライアンスに加盟する予定です。
まだ、他のスターアライアンスメンバーは、ゴールドステータスを持っていてもAZのラウンジには入れません。
まだAZには搭乗したことがないので今年のうちに、AZを利用してみたいと思います。