ITAエアウェイズ(AZ)がスカイチームを脱退 -> スターアライアンスへ

ローマで開催された記者会見で、ドイツ・ルフトハンザグループのCEO、ITAエアウェイズ(AZ)の会長、CEOが、統合による最初の具体的な施策と顧客向けの改善点を発表しました。
ルフトハンザグループがまた強力になります。
ルフトハンザグループ入りに向けた動き
マイレージプログラムの利用、空港ターミナルでの運航移転、ラウンジアクセス、コードシェア、ヨーロッパ路線の調整など、ルフトハンザ・グループがAZへの出資を完了した直後から、顧客は統合のメリットを実感できるようになります。
2025/2/3より、ルフトハンザ・グループの「Miles & More」会員3,600万人が、AZの全フライトでマイレージを獲得・利用できるようになります。
同時に、AZのロイヤルティプログラム「Volare」の会員270万人も、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)、オーストリア航空(OS)、ブリュッセル航空(SN)の全便でポイントの獲得・利用が可能になります。
ルフトハンザ・グループのハブ空港でスムーズな乗り継ぎを実現するため、AZは2025/3/30の夏ダイヤ開始と同時に、フランクフルト(FRA)とミュンヘン(MUC)のLH専用ターミナルへ移転します。
具体的には、FRAではターミナル1、MUCではターミナル2に統合され、乗り継ぎ時間が大幅に短縮されます。
他のルフトハンザ・グループのハブ空港、ならびにローマ・フィウミチーノ空港(FCO)、ミラノ・リナーテ空港(LIN)では、すでにAZとルフトハンザ・グループの航空会社が同じターミナルを使用しています。
ラウンジアクセス
2025/3/30から、AZの乗客もルフトハンザ・グループおよび提携航空会社の約130か所のラウンジを利用できるようになります。
同様に、AZのラウンジもルフトハンザ・グループの乗客に開放されます。
コードシェアの拡大
AZとルフトハンザ・グループの航空会社の路線ネットワークを統合することで、乗客の選択肢と利便性が向上します。
夏ダイヤの開始時点で、100便以上のコードシェアが導入され、異なる航空会社のフライトを一つの予約で組み合わせることが可能になります。
最終的には、AZの乗客はルフトハンザ・グループの250以上の目的地へアクセスできるようになります。
また、ルフトハンザ・グループの乗客は、AZが運航するシチリア(PMO)、サルデーニャ(CAG)などの国内線を利用できるようになります。
これらのコードシェア便の予約は、2025年2月25日から、オンラインおよびルフトハンザ・グループ、ITAエアウェイズのアプリなどの販売チャネルを通じて開始されます。
ハブ間のフライトスケジュール調整
ルフトハンザ・グループのハブ空港(FRA, MUC, ZRH, VIE, BRU)と、AZの拠点(FCO, MXP/LIN)間のフライトスケジュールが最適化され、1日の運航頻度が増加します。これにより、乗客の待ち時間が短縮され、長距離路線への接続がスムーズになります。
アライアンスの変更
AZの乗客は、ルフトハンザ・グループのすべてのサービスを享受できるようになります。
その一環として、AZは現在加盟している「スカイチーム」から脱退し、世界最大の航空連合「スターアライアンス」に加盟する準備を進めています。
スカイチーム脱退は2025/4/30の予定で、スターアライアンス加盟は、2026年前半に正式決定する予定です。
まとめ
これまで、スカイチームメンバーとしてはもちろん、AZに搭乗したことはありませんでした。
20年以上前に、前身のアリタリア航空時代にヨーロッパ国内線に一度乗ったことがあるだけ。
なかなか搭乗する機会がないかなと思っていましたが、これから継続する予定のスターアライアンス修行で搭乗する機会が出てきそうです。
これからはルフトハンザグループのAZとして、注目です。
ちょうど、ルフトハンザグループからメールが来てました。
AZのフライトでマイレージは獲得できますがまだ、ステータスのためのポイントは獲得できないようです。
スカイチームを脱退するか、スターアライアンスに加盟してからでしょうかね。
そして、個人的に氣になった文面はこちら。
True Italian hospitality on board
これって、いったいどんなもんなんでしょう。
氣になってしょうがないので、ステータスのためのポイントが獲得できるようになったら早速搭乗しに行こうと思います。