ハワイアン航空(HA)のワンワールド加盟は2026年予定

ハワイアン航空(HA)は、2026年にもワンワールドアライアンスに正式加盟する見込みです。
これは、すでにワンワールド加盟済みのアラスカ航空(AS)との統合が完了し、両社が共通のデジタル基盤と一体化したマイレージプログラムに移行することを前提とした動きです。
この方針は、ASがホノルル拠点のHAを19億ドルで買収した時点から、すでに視野に入れられていました。
加盟までの準備
航空会社のアライアンス加盟には数千もの作業が必要で、技術的な連携や方針の統一、顧客体験のあらゆる部分にわたる対応が求められます。
プロジェクトの全体像は、Microsoft Projectのリストでも把握しきれないほど膨大のようです。
統合後、ASとHAは同一のマイレージプログラムを採用する予定ですが、現在の「Mileage Plan」がそのまま継続されるわけではなさそうです。
2025年後半には、HawaiianMilesとMileage Planを統合し、ひとつの新しいロイヤルティプログラムとして再構築される予定です。
これまでにない航空会社のマイレージプログラムを目指しており、業界で最も充実した特典を提供できるよう設計されているようです。
このような準備が進む中、HAのワンワールド加盟は、2026年の実現が有力視されています。
現在のワンワールドCEOは就任する前、ASのシニアバイスプレジデントとして、ASのワンワールド加盟を指揮していた経歴を持ち、今回のプロセスに精通しています。
今年に入り、ワンワールドはフィジー・エアウェイズ(FJ)とオマーン・エアをアライアンスに迎え入れましたが、次の候補として台湾のスターラックス航空(JX)の名前も浮上しています。
JXの蔡健華CEOは、2025年末までにワンワールドへの加盟申請を行う意向を、今年4月の投資家会議で明らかにしました。
もし実現すれば、JXはワンワールド初の台湾の航空会社となり、スカイチーム所属のチャイナエアライン(CI)、スターアライアンスに加盟するエバー航空(BR)と肩を並べることになります。
まとめ
既にHAのマイレージをASのマイレージへ移行できる期間は終了したようですが、次のステップとして統合後に新しいマイレージプログラムが誕生するようです。
どのくらい魅力的になるのかは不明ですが、ワンワールド加盟前のASマイレージプログラムのようになることは、まずないでしょう。
自分も何度かJLのフライトでおせわになりましたが、あまり期待せずにチェックをしたいと思います。