IHGのマイルストーン特典「確約スイートアップグレード特典」とは

インターコンチネンタル、ホリデイ・イン、クラウンプラザ、ホテルインディゴなどを展開するIHGホテルグループは、2022年にロイヤルティプログラム「IHG One Rewards」を刷新しました。
その中でも注目されたのが、事前確約のスイートアップグレード特典(Confirmable Suite Upgrade)です。
この特典、期待以上の使い勝手の良さが話題となっています。
どうやって使うか
原則として、ホテルの「スタンダードスイート」に空室があり、現金予約が可能な状態であれば、その部屋へのアップグレードが確定します。
ホテル側が操作することはできず、上限数に達していない限り、IHGのカスタマーサービスを通じてアップグレードが保証されます。
この特典は、IHG One Rewardsの「マイルストーン・リワード」制度の一部として提供されています。
年間の宿泊数が20泊を超えると、IHGのサイト上で複数のリワード選択肢の中から、スイートアップグレード特典を選ぶことができます。
IHGの良いところは、ブランド間の垣根が低く、一貫したベネフィットが受けられる点です。
たとえば、すべての宿泊がホリデイ・イン・エクスプレスであっても、インターコンチネンタルなどの高級ホテルでスイートにアップグレードできるというのは魅力的です。
主なマイルストーン特典の内容ですが、
* ボーナスポイント : 1万ポイント
* 飲食リワード : JPY2,000相当(12ヶ月有効、複数併用可能。ただしミニマート利用不可)
* ラウンジアクセス資格 : 最大約20ヶ月有効。フルサービスホテル利用時に真価を発揮
* 確約スイートアップグレード : 20泊・40泊・70泊で最大年間4枚獲得可能。選択日から365日有効
スイートアップグレード特典の条件と注意点ですが、
* 対象は「Best Available Rate」の現金予約またはポイントによる無料宿泊
* アップグレード申請は宿泊14日前から可能
* 1枚のバウチャーで最大5泊までスイート滞在可能
* 本人宿泊が必須(譲渡・プレゼント不可)
* IHG未参加のシックスセンシズホテルは対象外
* 「スタンダードスイート」が空いていなければ、アップグレード不可の可能性も(例外的だがあり得る)
なお、クラブルームへのアップグレード提案があってもラウンジアクセスは付かないため、単なる部屋カテゴリの変更で終わることもあります。
マリオットのアップグレード特典はホテル側の裁量が大きく、希望通りにならないこともあります。
一方でIHGは条件が明確で、「スタンダードスイートに空きがあれば確定」としており分かりやすいです。
20泊で1枚、40泊でさらに2枚(5泊分ずつ)と、マリオットより少ない泊数で実用的な特典が得られる点が良いですね。
まとめ
14日前まで申請できないという制限はありますが、柔軟な予約変更が可能な料金プランであれば、それほど問題にはなりません。
ポイントで予約した部屋に対しても利用できるという点も良いです。
自分も以前、ポイント泊のホテルをアップグレードしたことが何度かあります。
IHGのポイントプログラムはとても秀逸だと思っています。