大韓航空(KE)とアシアナ航空(OZ)のマイレージを1:1移行できる計画が進行中

スカイチームに加盟する大韓航空(KE)は、スターアライアンスに所属する競合のアシアナ航空(OZ)の約64%の株式を2024年12月に取得しました。
KEは今後4年間で、現在の5つの航空会社を2つに統合する計画を進めています。
具体的には、フルサービスキャリアを2社、格安航空会社を3社に再編する方針です。
マイレージプログラムの統合については、まだ詳しい情報が発表されていませんが、OZがスターアライアンスを脱退し、最終的にブランド自体も消滅することは確実です。
マイレージ統合前にしておくべきことはあるのか、調べてみました。
マイレージ統合の計画
韓国では、KEとOZのマイレージ統合に関する新たな情報が報じられています。
ですが、OZの会員にとっては必ずしも公平とは言えない内容のようです。
搭乗によって獲得したマイルは1:1の比率で統合されるものの、それ以外のマイル(例えばボーナスマイルなど)は、より不利な交換レートが適用される見込みだからです。
クレジットカードで獲得したマイルの移行に関する具体的な詳細は明らかにしませんでしたが、その交換比率は「1:1よりも低くなる」と言われています。
KEは、公正取引委員会の承認を得るために、統合プロセスの詳細な計画を6月中旬までに提出する必要があります。
その中には、マイレージ移行に関する方針も含まれていますが、これが依然として課題のひとつとなっています。
KEはこの計画について明言を避け、「まだ何も決定していない」とコメント。
適切な移行比率については協議中で、最終的な比率は2025年後半に発表される見込みです。
未使用のKEのマイレージは、2023年9月末時点で2兆5500億ウォン相当で、同社の財務諸表上では繰延収益(負債)として計上されています。
一方、OZの未使用マイレージは9819億ウォンでした。
まとめ
KEがOZのブランドを廃止し、韓国・アジア路線での価格上昇と選択肢の減少を引き起こす以上、マイレージプログラムの統合は1:1の比率で行うことが最も公平だと思われますが、どうなることやら。
KEファーストクラスは、KEマイレージで予約できます。
ヨーロッパや北米にファーストクラスが運航されているので、今のうちにマリオットのポイントをOZに移しておき、移行できるようになったらKEへ移行してファーストクラス搭乗、ということはできると思います。
KEファーストクラスは搭乗したいですが、せっかくならA380に搭乗したいです。
ただ、A380のファーストクラスは現在、北米で運航されているので残念ながら自分は乗れません。