ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)アレグリスの普及率(2025年7月現在)

ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)では今後数年間で、フランクフルト(FRA)やミュンヘン(MUC)に新しい長距離用の航空機が続々と導入される予定です。
これには、既存の機材だけでなく、ボーイング777-9のような全く新しい機種も含まれています。
また、ボーイング787やエアバスA350の納入も進行中で、これらの新機材には、LHが新たに開発した「Allegris(アレグリス)」ビジネスクラスが搭載されます。
その他の座席クラスも、デザインや座席の刷新が行われていますが、現時点ではこの新レイアウトが導入されている機体はまだ少数です。
Allegris導入は遅れ氣味
現行のビジネスクラスは2012年に導入されたもので、全席通路アクセスがないことから、既に時代遅れと見なされていました。
新しい座席の必要性は以前から認識されており、「Allegris」はその答えとして期待されています。
しかし材料不足、認証手続きの複雑さなどが重なり、導入は大きく遅れています。
このような遅れにより、他社へ流れた顧客も少なくないと見られます。
とはいえ、LHは依然としてネットワークの広さ、便数、提携パートナーの多さ、「Miles & More」プログラムなど、他の強みを活かして地位を保っています。
導入済みは長距離機の1割未満
2025年7月現在、LHの長距離用機材100機以上のうち、Allegrisを搭載したのはわずか10機で、いずれもMUCを拠点とするA350-900型機です。
これらには、新しいファーストクラスや刷新されたエコノミー・プレミアムエコノミーも搭載されています。
登録番号や機体名も公開されており、10機すべてが最新機材として紹介されています。
D-AIXR Wuppertal
D-AIXS Gelsenkirchen
D-AIXT Leipzig
D-AIXU Krefeld
D-AIXV Ludwigshafen am Rhein
D-AIXW Leverkusen
D-AIXX Osnabrück
D-AIXY Fürth
D-AIXZ Solingen
D-AIVE Darmstadt
この後は、FRAに最新のボーイング787-9が配備される予定で、初便は9月に運航開始予定。
既に15機が完成しており、順次導入されていく見込みです。
まとめ
現時点でAllegris搭載機は主にMUC発着の8路線で運航されていますが、年末にはいよいよフランFRA発着でも利用可能に。
新しい787導入に伴い、旧機材の置き換えや既存機材の改修も進められる予定で、今後数ヶ月で搭載機の割合が大きく伸びると期待されています。
B747も、そろそろ退役ですかね。
可能であれば、現役のうちにもう一度搭乗しておきたいです。