マレーシア航空(MH)の新しいエアバス A330neo機材。成田(NRT)にもやってくる
マレーシア航空(MH)の新しい長距離ビジネスクラスで近々、エアバスA330neo機材がデビューします。
neoという接尾辞は、燃費効率の良い「New Engine Option」の頭文字ですが、この機材には、より静かなキャビン、周囲を照らすLED照明、容量を約66%増加させる大型のオーバーヘッド・ビンなど、乗客に優しい様々な改良が施されています。
就航する予定の都市とシートを解説します。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoend Travellerです。
運航計画
マレーシア航空(MH)は、2025年第1四半期までに5機のA330neoを導入し、当初はメルボルン(MEL)、オークランド(AKL)、成田(NRT)、ドーハ(DOH)に就航する予定です。
MHが発注した20機のA330neoのうち、残りの15機は2028年まで使用される予定です。
A330neoは、老朽化したA330が運航する路線を着実に引き継ぐ予定であり、イ2025年初頭から「ワン・イン、ワン・アウト」方式でMHから退役を開始するそうです。
MELは12月下旬にA330neoの初就航路線となり、AKLもその直後に就航します。
NRTとDOHは2025年3月に初のA330neo便を就航させる予定で、現在KUL – DOH間を運航しているA350は、2025/3/22にKUL – パリ(CDG)間で利用されます。
これら最初の4都市以外にも、インドと東南アジアのいくつかの都市にも採用されるそうです。
A330neoビジネスクラス
MHのA330neoは、新しい「シグネチャー」ビジネスクラス・スイートのデビューを飾るもので、2026年初頭から始まる改修プログラムの一環として、エアバスA350にも導入される予定です。
これらのビジネスクラス・スイートは、A350型機の4つのファーストクラス・スイートに取って代わるもので、その後、ビジネス・スイートに改名されました。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のクラブ・スイーツ・ビジネスクラスやエティハド航空(EY)のA350ビジネス・スタジオ・スイートにも採用されているコリンズ・エアロスペース社のエレベーション・プラットフォームを採用しています。
エア・カナダ(AC)、カタール航空(QR)、チャイナエアライン(CI)などの長距離旅客機には、スーパー・ダイヤモンドと呼ばれるこの同じデザインの初期型が採用されています。
28のスイートルームが1-2-1のレイアウトで配置され、通路に直接アクセスできます。
窓際の座席は、ドアが開いていてもプライバシーが保たれるよう、窓側と通路側に角度がつけられています。
ペアの中央席も通路から離れた角度にあるため、互いに向かい合うことになります。
また、すべての乗客に高速で無料のWiFiが提供される予定です。
まとめ
MHは、遅れさえなければ良い航空会社だと思います。
古くなったA330機材に取って代わるA330neoは、搭乗するのが楽しみです。
とりあえず、現行の古いA330機材のシートは、こんな感じです。