全日空(NH)がエンブラエル E190-E2を購入

全日本空輸(NH)は、エンブラエルの最新鋭リージョナルジェット「E-Jet E2」シリーズの導入を正式決定し、2025年のパリ航空ショーで15機の確定発注を行いました。
NHは今後の機材更新計画の一環としてこの次世代機を選定しており、2025年初めに基本合意していた内容の詳細をこのたび確定させました。
NHの新しい機材
導入されるのは「E190-E2」型で、同シリーズでは現時点で最小のモデルです。
E190-E2の納入は数年先となる見込みですが、NHにとってこの発注確定は将来への大きな前進を意味します。
NHは2025年2月に総数77機に及ぶ大型発注を発表し、大きな注目を集めました。
この中にはE190-E2の確定発注15機と、追加オプションとして5機分が含まれており、他にもエアバスA321neo・A321XLR、ボーイング737 MAX、ボーイング787といった機材が含まれています。
そして今回、パリ航空ショー初日にE190-E2の正式契約を発表。
これにより、日本の航空会社として初めてE-Jet E2シリーズを運航することとなります。
納入は2028年に始まり、2033年まで継続される予定です。
NHがエンブラエル製航空機を運航するのは今回が初めてとなります。
これまでNHは、ターボプロップ機のボンバルディアDHC-8や、ボーイング737などのナローボディ機を短距離路線で使用してきました。
E190-E2は約100席を備え、ANAの保有する74席のDHC-8と166席のボーイング737-800の中間に位置することから、この機材は両者のギャップを埋める役割を果たします。
今後は、より大型のナローボディ機の一部を置き換えることも視野に入れているようです。
さらに、E190-E2は快適性にも配慮された設計となっており、4列配列の座席は中央席が存在せず、窓も大きく、開放感のある客室を実現。
各座席に独立した読書灯と空調ノズルが設けられるなど、乗客一人ひとりへの配慮がなされています。
手荷物収納スペースも拡大されており、NHの国内線における快適な移動手段として大いに期待されています。
まとめ
ナローボディの機材ということで、中堅都市同士の路線で運用されることが予想されます。
仙台(SDJ)線で運航するようになるかも。
国内線「ファーストクラス」シートが導入されるかは不明ですが、せっかく新しい機材を導入するのですから「ファーストクラス」らしいシートも設置して欲しいですね。
個人的にはエンブラエルのE190は好きな機材なので、ちょっと期待しています。
Miles & More修行で一度は利用してみようと思います。