ベルリンのラディソンホテルが営業再開

ベルリンのラディソン・コレクション・ホテルは、2022年12月にアトリウムロビーに設置されていた巨大水槽の爆発事故が発生し、その後2年間の休業と大規模な改装工事を経て、再び営業を開始しました。
ちょっと話題になったホテルが、営業再開します。
何があったのか
屋内にあったアクアドームは2003年12年に設置され、世界最大の円筒形水槽だとギネス記録に認定されていました。
高さ15.85メートルで、100種類以上の魚1500匹が中を泳いでいましたが2022年に爆発。
かつて16メートルの高さを誇る屋内水槽があったロビーの中央には、現在「リビングツリー」と呼ばれる垂直庭園(写真)が設置されています。
この緑豊かなインスタレーションには約2,000本の植物が植えられており、高さは24メートルにも及びます。
その下には、新設されたアトリウムバーとロビーラウンジが広がり、後者はコワーキングスペースとしても利用可能です。
ホテルはベルリンのミッテ地区に位置し、427室の客室とスイートを備えています。
屋外テラス付きのレストランではギリシャ料理が提供され、バーも併設されています。
また、3フロアにわたる総面積2,750平方メートルのミーティング・イベントスペースが全面改装され、フィンランド式サウナと屋内プールを備えたスパ、フィットネスセンターも完備されています。
ラディソンホテルについて
ラディソンは、グローバルに展開するホテルブランドの一つであり、高級ホテルからライフスタイルホテルまで幅広い宿泊施設を提供しています。
art’otel、Radisson Blu、Radisson、Radisson RED、Radisson Individuals、Park Plazaといったブランドを展開。
近年ではポーランド、アイルランド、セルビア、フィンランドに新たな施設をオープンし、ベルリンにもRadisson REDがデビューしました。
ラディソン・ホテル・グループは、さまざまな旅行者のニーズに応じた複数のブランドを展開しています。
Radisson Collection
– 最高級のラグジュアリーホテルブランド
– その土地の文化やデザインを活かした特別なホテル
– 例:ロンドン、ベルリン、ミラノなどに展開
Radisson Blu
– スタイリッシュでモダンな高級ホテルブランド
– ビジネス・レジャーの両方に対応
– 例:パリ、ドバイ、東京(2023年開業)
Radisson RED
– 若者向けのライフスタイルホテル
– ポップアートやカジュアルなデザインが特徴
– 例:ベルリン、ブリュッセル、ミネアポリス
Radisson
– クラシックなフルサービスホテルブランド
– 世界各地の主要都市や空港周辺に展開
Radisson Individuals
– 独自の個性を持つホテルをラディソンブランドの一員として運営
– 独立系ホテルの参加を可能にするブランド
Park Plaza
– ビジネスホテルとライフスタイルホテルの中間的なブランド
– ヨーロッパやアジアを中心に展開
art’otel
– アートとデザインを重視したホテル
– 各ホテルが特定のアーティストの作品を展示
ラディソンの特徴
– デザイン性の高さ : 特にRadisson BluやRadisson Collectionでは、洗練されたデザインや地元の文化を取り入れた内装が魅力
– 利便性の良さ : 多くのホテルが主要都市の中心部や空港周辺に位置
– 会員プログラム : 「Radisson Rewards」というロイヤリティプログラムを運営し、宿泊や食事でポイントを貯めて特典を得られる
まとめ
ラディソンは特にヨーロッパ、アジア、中東での存在感が強く、現在世界120か国以上にホテルを展開しています。
ラディソンは、ビジネス・レジャーの両方に適したホテルブランドとして、今後も拡大を続けると見られています。
かつては成田空港(NRT)近くにもありましたが、2025年2月現在は日本にラディソンブランドのホテルはありません。
Miles & More修行のSweet Spotの一つで、ラディソンしか外資系ホテルチェーンが存在しない場所があるので、今度訪れた時はラディソンに宿泊してみようと思います。