スモールラグジュアリーホテル(SLH)の新しいポイントプログラム「SLH Club」

スモールラグジュアリーホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)は、世界90カ国にある580のラグジュアリーホテルグループです。
これらは主に独立系のホテルで、その多くはそれぞれの市場でよく知られています。
SLHは新しいアプリとともに独自のロイヤリティ・プログラムを立ち上げました。
ヒルトンとの関係はどうなるのか、調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
ポイントプログラム概要
新しいスキームは、3レベルになっています。
ベースレベル会員は、クラブ01と呼ばれ、アーリーチェックインとレイトチェックアウトの優先権、無料Wi-fiが提供されます。
また、SLHは予約1泊につき2本の植樹を代行します。
1暦年内に4泊すると、02レベルにアップグレードされます。
無料のコンチネンタルブレックファストも特典として獲得でき、空室があれば客室のアップグレードも可能です。
また、よりお得な「SLHボーナスレート」も利用できる。
13泊または6,000ドルの利用で03レベルに到達すると、最大USD300相当の無料宿泊券がもらえます。
これは13泊ごとにUSD23のキャッシュバックに相当します。
例えば10泊していることに氣づいたら、わざわざもう3泊してUSD300を獲得したくなるでしょう。
USD300は1泊の予約に使わなければならないようです。
USD150での2泊に使ったり、部分的に使って残りを将来の宿泊のために取っておくことはできません。
SLHの階層アップグレードには要注意
新しいティアにアップグレードすると、ステータスの宿泊日数がゼロにリセットされます。
例えば、3泊したあと、10泊のチェックインをしたとします。
この場合、チェックアウト後にクラブ03のステータスに到達し、300ドルのバウチャーが発行されると予想されます。
実際は、クラブ02ステータスになり(4泊滞在)、「対象となる宿泊日数」はゼロにリセットされます。
追加で宿泊した9泊は何もカウントされません。
これは利用規約にも書いてあります。
7.4. The commencement of a new Tier Period in accordance with this Condition 7, whether by way of upgrade, downgrade or renewal will result in any accrued Qualifying Nights or revenue under a Member’s account being reset to zero (0).
(新たなティア期間が開始された場合、会員のアカウントに記録された「対象となる宿泊数」または収益はゼロにリセットされます)
またSLHは、新しいアプリとデジタルマガジン Swoonを発表しました。
Swoonは年1回印刷物としても発行され、SLHの施設内で受け取ることができるほか、Club 03会員にも郵送されます。
ヒルトン・オナーズ会員の場合
ヒルトン・オナーズのエリートステータスをお持ちの方は、上記の特典と、hilton.com経由で予約した場合にSLHホテルで受けられる特典を比較してみてください。
ハイアットがSLHでエリートに提供していたものよりも優れています。
ダイヤモンドメンバーは、100%のエリートボーナス、朝食2名分無料、アップグレード、スタンダード宿泊特典5泊目無料、すべての「ベースレベル」特典を受けることができます。
まとめ
SLHクラブについての詳細および登録は、こちらのウェブサイトをご覧ください。
https://www.slh.com/about-slh/our-club
ヒルトンに宿泊する機会がほとんどなくなってしまいましたが、せっかくのダイヤモンドステータスなので年に1度くらいはSLHに宿泊してみようかと思います。
ヒルトンダイヤのステータスを持っている方は、SLHクラブに改めて入会する必要はなさそうです。