12月 23, 2025
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スカンジナヴィア航空(SK)のマイレージをお得に使える路線

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スカンジナヴィア航空(SK)のEuroBonus は、一般的に「特別にお得な特典航空券が多いプログラム」として知られているわけではありません。
 
ですが、北欧域内の移動やSK運航の長距離ビジネスクラスでは非常に魅力的な選択肢が存在します。
 
さらに、スヴァールバル諸島のような珍しい目的地にもポイントで行ける点は見逃せません。
 
EuroBonus ポイントを有効活用できる特典航空券と、スカイチーム提携によって広がるお得な利用例を紹介します。

SK長距離ビジネスクラス : 片道60,000ポイント

EuroBonus ポイントを効率よく使うなら、SKの長距離ビジネスクラスは外せません。
 
2025年12月現在、SKはムンバイ(BOM)、バンコク(BKK)、ソウル(ICN)、東京(HND)、ボストン(BOS)、ニューヨーク(JFK)、シカゴ(ORD)、ワシントン(IAD)、アトランタ(ATL)、サンフランシスコ(SFO)、マイアミ(MIA)、ロサンゼルス(LAX)、トロント(YYZ)など、ヨーロッパ外に十数都市を運航しています。
 
これらの路線はすべて同一の必要ポイント数で、ビジネスクラス片道が60,000ポイント。
 
ヨーロッパ各都市から北欧のSKハブ空港までの乗り継ぎも、このポイント数に含まれています。
 
特にアジア路線では、非常に競争力のある水準です。
 
さらに魅力的なのが、追加費用の安さです。
 
SKの通常航空券には高額な燃油サーチャージが含まれますが、EuroBonusの特典航空券ではそれが請求されません。
 
例えば、ハンブルク(HAM)発コペンハーゲン(CPH)乗り継ぎHND行きでも、60,000ポイント + 約EUR124で利用できます。

スピッツベルゲン(スヴァーバル諸島)行き : エコノミークラス片道10,000ポイント

北欧にはヨーロッパでも特に辺境と呼ばれる地域が存在します。
 
EuroBonusを使えば、こうした場所にも手頃なポイント数でアクセス可能です。
 
北欧3か国(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)国内線は、エコノミークラス片道5,000ポイント。
 
例えば、オスロからスピッツベルゲン諸島のロングイェールビーンまでがこの条件で飛べます。
 
ヨーロッパ各都市からも片道10,000ポイント + 約EUR58で到達できます。

フェロー諸島行き : 片道10,000ポイント

コペンハーゲン(CPH)とフェロー諸島を結ぶSAS路線も、EuroBonusならお得です。
 
北欧3か国発なら国内線扱いで5,000ポイント、ヨーロッパ発の場合は10,000ポイント + 約EUR51となります。

グリーンランド行き : 片道15,000ポイント

夏季限定でSKはCPH – ヌーク(GOH)線を運航しています。
 
グリーンランドはEuroBonus上「ヨーロッパ扱い」となるため、エコノミー15,000ポイント、ビジネス25,000ポイントという低水準で利用可能です。
 
追加費用も約EUR36と非常に控えめです。

北欧域内移動 : 片道5,000ポイント

EuroBonusで最も少ないポイント数で利用できるのが、北欧国内線です。
 
例えば、オスロ(OSL) – トロムソ(TOS)間は5,000ポイント + 約EUR21。
 
国境を越える場合は10,000ポイント、さらに別のヨーロッパ地域へ進むと15,000〜25,000ポイントと段階的に上がります。

スカイチーム提携便 : 燃油サーチャージなし

EuroBonusの大きな利点は、提携航空会社でも燃油サーチャージが原則不要な点です。
 
例えば、ヴァージン・アトランティック航空(VS)のニューヨーク(JFK) – ロンドン(LHR)のビジネスクラスは、84,000ポイント+約EUR74で予約できます。
 
ヨーロッパ発ビジネスクラスの代表的な必要ポイント数は以下の通りです。
 
* ヨーロッパ域内:48,000
* 北米:84,000
* 中南米・カリブ:108,000〜114,000
* 中東・北中部アフリカ:78,000
* アジア:108,000〜114,000
* 太平洋地域:168,000

東南アジア域内 : 片道15,000ポイント

東南アジア地域内の移動も非常にお得です。
 
例えば、シンガポール(SIN) – バリ島(DPS)は、15,000ポイント+約EUR93。
 
インドネシア国内の長距離路線でも、同じポイント数で利用できます。

北米・アフリカ・中東域内移動

* 北米(米国・カナダ・メキシコ) : エコノミー片道15,000ポイント
* 北中部アフリカ・中東 : エコノミー15,000 / ビジネス30,000ポイント
 
ナイロビ(NBO) – アクラ(ACC)間をケニア航空(KQ)のビジネスクラスで、30,000ポイント + 約EUR107で利用可能です。

まとめ

燃油サーチャージがかからないスカイチーム特典というのは魅力的です。
 
スカイチームはFlying Blueで修行を行っているためあまり関係ないですが、100万マイルボーナスを達成した方のマイレージの使い道として、VSビジネスクラスやSK長距離ビジネスクラスはお得な使い方といえるのではないでしょうか。

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