Aviosがラディソンポイント提携先の契約解消

ラディソンホテルグループ(Radisson、Park Inn、Park Plaza、art’otelなど複数ブランドを展開)の会員プログラム「Radisson Rewards」は、Aviosへのポイント移行サービスを終了します。
この案内は、会員向けのメールの末尾にさりげなく記載されていたため、氣づかずに見逃した方も多いかもしれません。
Aviosへの最終移行受付日は、2025/9/30です。
Aviosへの交換はお得だったのか
ホテルのポイントを航空会社のマイレージに交換するのは、マリオット・ボンヴォイのような一部を除き、通常はあまりお得とは言えません。
とはいえ、2023年にRadisson Rewardsが大きくポイント価値を改定した後は、Aviosへの移行レートも以前よりは改善されていました。
2025年9月現在、Radissonが提携している航空会社は以下の3社のみです。
* Avios(10 : 1)
* Flying Blue(10 : 1)
* SK(7 : 1)
仮にRadissonのポイントを1ポイント = JPY0.3、Aviosを1Avios = JPY1と評価すると、Aviosに移行することでポイントの価値はおよそ3分の1程度に下がります。
決して理想的とは言えませんが、そこまで悪くもありません。
そもそも移行自体が長年使えなかった
とはいえ、こうした話はあくまで理論上のものです。
というのも、オンライン上では何年も前からAviosへの移行機能が実質的に利用できない状態が続いているからです。
2023年のポイント制度変更の頃から、「システムエラーにより移行できません」といった表示が出続けており、多くの会員が移行を断念しています。
このため、今回の提携終了は「利用者が少なかったから」とされる可能性がありますが、実際には利用したくてもできなかった人が大半だったのではないでしょうか。
実際、今回改めてオンラインで試してみても、依然として移行はできないままでした。
アプリ経由なら移行でるケースもあるようです。
具体的には:
1. Radisson公式アプリをダウンロード
2. アカウント設定 -> 「Radisson Rewardsの設定」→「獲得方法の設定」へ進む
3. ここでBAの会員番号を登録する
4. その後、Web版の会員ページでAviosへの移行が可能になることも
ただし、これが確実な方法かどうかは保証されていないため、必要に応じてコールセンターへの問い合わせが無難です。
まとめ
結局、ホテルのポイントはホテルで使うのが一番お得なんだと思います。
航空会社のマイレージへ移行するにも時間がかかったりで、本当に使いたい時に使えない可能性すらあります。
日本在住の場合はラディソンを利用する機会は少ない方が大多数なので、提携解消があったとしても影響は少ないと思われます。