1月 20, 2026
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ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、2026年内のロシア上空運航再開に期待。アジア路線の回復を目指す

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長距離路線はルフトハンザ・ドイツ航空(LH)にとってこれまで以上に重要性を増しており、LHは2026年に向けて約6%の成長を目標としています。
 
しかし現実には、大きな課題も抱えています。
 
特に中国を中心とした東アジアの主要市場は、ロシア上空の空域がルフトハンザに対して閉鎖されているため、大幅な迂回を余儀なくされています。
 
その結果、運航コストが増大し、多くの路線が採算に合わなくなっているのです。
 
こうした状況の中、LHのCEOは、ロシア西部上空の空域が再び開放されることへの期待を改めて示しています。
 
これが実現すれば、特に中国路線を中心に多くの便が再開可能となり、新たな成長の原動力になると見られています。

LHのCEOの期待

CEOはこの見通しについてドイツのメディアに語っていますが、その実現性を左右する最大の要因は、「ウクライナ戦争」の終結です。
 
現在は制裁措置の影響により、ヨーロッパの航空会社はロシア上空を通過してアジアへ向かうことができません。
 
一方で、中国の航空会社などはこの制限を受けていないという不公平な状況が続いています。
 
このためLHは、かつて好調だった中国事業を大幅に縮小しました。
 
その象徴的な例がフランクフルト(FRA) ― 北京(PEK)線です。
 
この路線は以前、エアバスA380が投入されるほど需要が高かったものの、現在は競争力を維持できず、運航停止となっています。
 
一方、中国国際航空(CA)は同路線を引き続き運航しており、PEKとFRA間を1日最大3往復しています。
 
ロシア上空を飛行できるため、LHと比べて最大90分短い飛行時間で運航できる点が大きな優位性となっています。
 
ロシア上空がヨーロッパの航空会社にも再開放されれば、中国路線の多くを再開、あるいは新規就航することも可能になるでしょう。
 
2026年1月時点でルフトハンザ・グループの成長は、中国やアジア方面ではなく、主に北米、そして南米路線で進んでいます。
 
ロシア上空が再び利用可能になれば、この成長の軸が再びアジアへと移る可能性もあります。

ロシア上空再開への期待は現実的か

明らかなのは、ヨーロッパの航空会社が再びロシア上空を飛行できるようになるためには、ウクライナのゴタゴタの終結が不可欠であるという点です。
 
そして、その終結がどのような形で、どのような条件のもとで実現するのかも大きな不確定要素となっています。

まとめ

航空業界に身を置く者であれば誰しも、国土が非常に広大なロシアの空域を再び利用できる日を望んでいます。
 
自分の修行にも大きく影響しています。
 
日系航空会社のヨーロッパ線は、殆ど搭乗することができません。
 
業界内部では、今後何十年にもわたってロシア上空を飛行できない状況が続く可能性についてもシナリオとして検討されています。
 
将来がどうなるのか。
 
とりあえずは、ヨーロッパへ行く際には中国キャリアに搭乗するか中東キャリアに搭乗することになりそうです。

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Air miles · Lufthansa

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