ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)ファーストクラスとビジネスクラスに多様なシートオプションを備えた新しいAllegrisを導入したのに続き、今度は短・中距離路線の座席にも新たな手数料を設定すると発表しました。
そして2026/9/15以降は、Airbus A380の新型ビジネスクラスの乗客にも課金が及びます。
特に魅力的な座席については、一部路線で1フライトあたり最大170ユーロが必要になります。
LHは現在、機材のキャビン刷新を進めています。
新たに受領しているAirbus A350やBoeing 787に加え、一部の短距離用機材とAirbus A380の一部フリートにも新シートが導入されます。
LHの狙いは、乗客に提供する品質と快適性の向上だけでなく、付帯収入の創出にもあります。
新しいAllegrisキャビンの導入と同時に、特定のシートオプションに対する新たな座席指定料も導入されました。
収納スペースの多い座席、プライバシー性の高い座席、高いパーティションとスライドドアを備えたスイートには料金がかかります。
ファーストクラスでさえ、中央のダブルスイートを1人で利用したい乗客には課金される仕組みでした。
もっともこの点については撤回を余儀なくされ、今後この最上級クラスのキャビンは空きがあれば追加料金なしで割り当てられることになっています。
その一方で、LHはさらに一歩踏み込み、近く短距離路線の最前列座席にも課金を始める予定です。
ステータスを持たない乗客が1Aに座りたければ、ビジネスクラス航空券に加えてEUR29を支払わなければなりません。
そして、Airbus A380の新型ビジネスクラスでも一部座席を有償で割り当てる方針です。
スーパージャンボの一部フリートでは現在、アッパーデッキのキャビン刷新が進行中です。
従来の2-2-2配列のシートは撤去され、今後、窓側はすべて単独席となります。
Privacy SeatとExtra Long Bedは最大EUR170
これらの窓側単独席は、周囲からうまく遮蔽されることから、すでに1人旅の利用者に特に人氣があります。
しかも2席に1席は、窓側に寄せて通路からやや離れる形で配置されています。
まさにこの座席を「Privacy Seat」として商品化し、事前指定を追加料金制にします。
また、最前列の一部座席は構造上ベッド面がやや広いため、こちらには「Extra Long Bed」の名称と料金が設定されます。
それ以外のすべての座席は「Classic Seat」と呼ばれ、無料で指定できます。
ただし Business Light 運賃で予約した場合を除きます。
こうした名称付けにより、少なくともネーミングの上ではA380の商品を Allegris に近づける狙いです。
新ルールは2026/9/15以降のフライトに適用される見込みです。
それまでは、新型ビジネスクラスの各座席は該当する追加料金なしで選択できます。
料金額はAllegrisと同様、路線ごとに異なります。
すべてのLH搭乗客がこれらの優先座席に追加料金を支払う必要があるわけではありません。
Senator 会員は、窓側でプライバシー性の高いPrivacy Seatを引き続き無料で指定できます。
HON Circle メンバーはさらに、最前列の座席も追加料金なしで選択可能です。
これにより、Airbus A380新型ビジネスクラスの座席指定において、該当するステータス特典の重要性は一段と増すことになります。
座席タイプ 特徴 料金
Classic Seat 通路側座席、窓からはやや距離あり 無料(Business Light を除く)
Privacy Seat プライバシー性が高い、窓に面した配置 有料。SEN/HON は無料(Business Light を除く)
Extra Long Bed コンパートメント最前列、広い足元スペース、より広いベッド面 有料。HON は無料(Business Light を除く)
まとめ
改修後の Airbus A380 ビジネスクラスの新しいシートマップを眺めていて氣づいたのは、窓に面した単独席がすぐに埋まってしまうことでした。
当然LHもこの傾向に氣づいていたはずで、おそらくはシートが取り付けられる前から、付帯収入のことを考えていたのではないでしょうか。
とはいえ、LHのこの一手にはある程度の合理性も認められます。一石二鳥だからです。
ひとつには追加収入が生まれること、もうひとつにはステータスの価値が再びいくらか高まることです。
LHのA380は、ファーストクラスには搭乗したことがありますが新しいビジネスクラスのシートは未体験。
いずれ、搭乗してみたいと思います。
シート指定は無料で 🙂
