エールフランス航空(AF)/KLMオランダ航空(KL)がTAPポルトガル航空(TP)の買収に興味

エールフランス航空(AF)とKLMオランダ航空(KL)のグループは、TAPポルトガル航空(TP)への関心を改めて示しました。
ですが、同じヨーロッパの航空会社グループであるルフトハンザグループやブリティッシュ・エアウェイズ(BA)やイベリア航空(IB)の親会社であるIAGも興味を持っているため、彼らとの競争に直面する可能性があります。
ポルトガル国営航空会社であるTPは民営化の前段階にあり、部分的または全面的な売却に前向きです。
TPはどのようになっていくのか?
少し深掘りしてみます。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasond Travellerです。
TPのブラジルネットワークに注目
AF/KLグループのCEOは、TPへの関心を改めて表明し、TPのブラジルでの強力な位置を重要な要素として強調しました。
TPは現在、リスボン空港(LIS)を拠点に、ブラジルの10以上の都市にフライトを運航しています。
一方、AF/KLはサンパウロ(GRU)、リオデジャネイロ(GIG)、フォルタレーザ(FOR)のブラジル3空港に就航しており、2023年5月にはベレン(BEL)にブラジル4番目の就航をさせる予定です。
ブラジルの航空業界は、完全回復への道を順調に進んでいます。
ルフトハンザやIAGも関心あり
AF/KLがITAエアウェイズ(AZ)の買収にも興味を示したように、同グループは他のヨーロッパの航空会社グループの強豪との厳しい競争に直面することになる。
ルフトハンザ・グループとIAGもポルトガルの航空会社の買収に興味を示していると言われており、ITAの時のような長丁場になる可能性もあります。
AF/KLはとデルタ航空(DL)とも提携を行なっていますが、独占交渉権を得た後、ITAの契約を手に入れたかに見えました。
ですが契約には至らず、現在ではルフトハンザの契約が3月か4月に締結されるとの見方があります。
IAGもエア・ヨーロッパ買収を進めており、AF/KLは統合するライバルに追いつくことに躍起になっているように見えます。
まとめ
AF/KLは、2020年からフランスとオランダの政府から金融救済を受けたため、他の航空会社の株式を大幅に取得することが法的に認められていません。
この規制は2023年4月までに解除される予定ですが、AF/KLは正しい動きをしているのでしょうか?
TPを買収することで最も恩恵を受けるのは、どの航空会社グループだと思われますか?
個人的に、スカイチームかワンワールドに加盟してくれると南米へ行きやすくなるので、TPには早くスターアライアンスを脱出して欲しいです 🙂
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