長年にわたる憶測の末、シンガポール航空(SQ)は長距離用エアバス A350のビジネスクラスを、プライバシードア付きの新仕様に刷新します。
導入は2026年前半に開始され、対象となる長距離A350機に段階的に改修が行われる予定です。
ドア付きA350ビジネスクラスが登場
SQは、オーストラリアの5つの主要都市への複数の路線でエアバス A350を運航しています。
* シドニー(SYD)
* メルボルン(MEL)
* ブリスベン(BNE)
* アデレード(ADL)
* パース(PER)
改修機の導入は2026年前半から始まりますが、オーストラリア―シンガポール路線で更新されたA350が登場するのは2026年後半になる見込みです。
改修されたA350の投入優先順位は、おおよそ次の順になると見られています。
1. ヨーロッパ―シンガポールの主要幹線
2. 超長距離路線
3. プレミアム需要の高い市場
オーストラリアは年間を通じて搭乗率が高い「プレミアム需要の高い市場」に分類されますが、それでも導入の最優先にはなっていないようです。
なお、航空機の導入初期には機材変更や不定期運用が起こる可能性が高いため、座席マップを確認することが重要になります。
客室で何が変わるのか
SQの2013年設計のA350ビジネスクラス座席は決して悪いものではありません。
近年、中東やヨーロッパの競合航空会社がより新しいデザインを導入しており、特に最近のビジネスクラスのトレンドはドア付き個室です。
かつては「フルフラットベッド」、その後は「全席通路アクセス」がトレンドでしたね。
今回のアップデートは主に次の3つの改善に焦点を当てています。
プライバシードア
ドア付きの完全個室型ビジネススイートになり、SQの
* Boeing 777
* Airbus A380
などの新しい客室仕様と足並みがそろいます。
ベッドへの変換が簡単に
現行シートはシートをひっくり返してベッドを作る方式ですが、新デザインではこれが簡略化され、夜間のベッド準備がよりスムーズになります。
睡眠の快適性向上
リクライニングの操作がより直感的になり、クッション性も改善。
長距離フライトでの休息を重視した改良が行われます。
SQは小さな改良を重ねるより、世代ごとに大きく刷新する方針で知られており、今回もその流れに沿ったものです。
導入スケジュール
すべてのA350がすぐに改修されるわけではありません。
段階的な導入となり、まずは長距離用機材から更新されます。
新しいスイートを確実に利用したい場合は、
* 機材がA350であることを確認
* 座席表でドア付きスイートかチェック
* 機材変更がないか予約を定期的に確認
といった対策が必要です。
また、2026年7月からロンドン路線に久しぶりにA350が投入される予定であり、ここに新キャビンが入る可能性が高いとも推測されています。
まとめ
SQは長年、機材・客室・サービスの基準を作る航空会社として評価されてきました。
現在でもサービスやファーストクラスでは高い評価を受けていますが、ビジネスクラスのハード面では他社に追い越された部分もあります。
今回の新キャビンによって、再びビジネスクラスの競争力を取り戻す可能性があります。
日本においても、羽田(HND)線あたりにしばらくしたら導入されるのではないかと思っています。
今から楽しみですね。
