ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がインドのヴィスタラ(UK)と提携開始
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、インドのヴィスタラ(UK)と2018/9/28から提携をすることになりました。
今回の提携を、戦略面・システム面から見てみたいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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ヴィスタラとは
ヴィスタラ(UK)は、インドのタタ財閥とシンガポール航空(SQ)の合弁会社で、2015年1月9日に商業運航を開始。現在はインド国内線のみの運航で、デリー(DEL)を拠点にムンバイ(BOM)やアーメダバード(AMD)、ハイデラバード(HYD)など、インド国内を運航している航空会社です。
UKの自社基幹システム(GDS)は、Amadeusを採用しています。
https://www.amadeus.in/vistara-first%20airline-implement-amadeus-airlineIT-solutions.htm
一方で、BAも基幹システムはAmadeusを利用しています。
双方が同じAmadeusのシステムを利用することになるので、コードシェアやスケジュールチェンジの反映、マイレージの獲得・利用といったこともスムーズに行われることでしょう。
Aviosやティアポイントはどうなるのか
UKはワンワールドメンバーではないので、いくらUKに搭乗してもAviosやティアポイントは獲得できないんでしょうか?
実はそんなことはなく、UK運航のフライトであってもBA便名で予約をしている限りはちゃんとAviosやティアポイントを獲得できます。
BAの公式サイトで購入すると、こんな感じの表示になります。
ちゃんと、BA便名が表示されているのでこの場合はティアポイントも獲得できますし、BAの上級会員になるために必要な4区間搭乗のうちの1区間となります。
まとめ
JAL(JL)も先日、このUKと提携を行うことを発表しています。
今回の提携で、ワンワールドの弱点であるインド市場でインドの航空会社と提携を行うワンワールドの航空会社が増えました。
自社の提携ネットワークを増やした結果、ワンワールドのネットワークが増えた、という感じですね。
UKがワンワールドメンバーになるのは難しいと思いますが、フィジー・エアウェイズ(FJ)のような「ワンワールド・コネクトメンバー」の位置付けでワンワールド準メンバーになることは十分考えられますね。
フィジー・エアウェイズ(FJ)が「ワンワールド・コネクト」(Oneworld connect)パートナーに
今回の提携でワンワールドはインド市場を開拓することができるのでしょうか?
最近、ちょっとした理由でインドに行こうか行くまいか悩んでいるのですが、もし実際に行くことになったらせっかくなのでインド国内はUKに搭乗してみたいと思います。
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