香港空港(HKG)のキャセイパシフィック航空(CX)ラウンジ「The Bridge」が復活

香港国際空港(HKG)に、キャセイパシフィック航空(CX)の新しいラウンジ「ザ・ブリッジ」が誕生しました。
　
このラウンジは、かつてゲート35〜36付近にあった旧ラウンジスペースを一新し復活したものです。
　
再オープンは、2025/5/21。
　
「ザ・ブリッジ」は2013年10月に開業しましたが、2020年4月に閉鎖され、その後CXは「この施設は恒久的に閉鎖する」と発表していました。
　
ですが旅行需要——特にプレミアムクラスの需要が急回復する中で、CXは計画を変更。
　
2025年から2027年にかけて行われる「ザ・ウィング」ラウンジの全面改装に伴う収容力不足に対応するため、「ザ・ブリッジ」を再オープンさせることになりました。

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新しくなったブリッジ
まとめ

新しくなったブリッジ

「ザ・ブリッジ」は、以前からその眺望の良さと便利な立地で多くのお客様に親しまれてきました。
　
今回のリニューアルは単なる再開ではなく、アジア各地やバンクーバー、ロンドン、そして2026年初頭にオープン予定のニューヨークのラウンジと同様に、CXの最新デザインコンセプトを取り入れた、全く新しい空間となっています。
　
家具や食事、香り、音楽に至るまで、すべての要素に細やかな配慮を重ね、搭乗客が心からリラックスできる洗練された空間を目指しました、とCXの担当者は語ります。
　
ザ・ブリッジは、HKGのメインコンコースの突き当たり、ターミナルが二手に分かれる地点に位置しています。
　
レセプションを中心に左右に広がる2つのウィングで構成され、全体の面積は約2,700平方メートル。
　
500名以上が収容可能な広さを誇ります。
　　
かつてキャセイパシフィックが「リビングルームのような空間。床から天井まで広がる窓から自然光が差し込む」と表現していた、ザ・ブリッジ本来の雰囲氣は、今回の刷新後も健在です。
　
ラウンジはザ・ピアと同様に空港の下層階に位置しており、ダイニングエリアやバーなど一部の空間からは、エプロンや滑走路を望むことができます。
　
フードホールでは、焼きたてのパイや、ビーフブルギニョン、リコッタ&バジルペーストの野菜グラタンなど、こだわりの温かい料理が提供されています。
　
アイコニックなヌードルバーに加えて、かつて「カフェ」として親しまれていた「The Nook」も再登場。
　
ここでは、焼き餃子、スパイシーラム包、チャーシューチョンファン、ゴマ風味の冷やし麺、点心など、軽めの中華料理を楽しめます。
　
また、ヌードルバーでは定番のワンタン麺や担々麺に加え、唐辛子とニンニクで味付けした、もちもち食感の陝西風ビャンビャン麺も提供され、メニューが一段と充実しています。
　
フライト前にリフレッシュしたい方には、広々としたシャワースイートの事前予約が可能です。
　
さらに、ザ・ブリッジには、CXのファーストクラス利用者およびダイヤモンド会員専用のエリアも設けられています。
　
この特別エリアには、ワンワールドのエメラルド会員であってもアクセスできません。
　
この専用エリアは想像以上に広く、最大100名の上級利用者を収容可能。シャンパンやプレミアムワインが提供され、贅沢なひとときを楽しめます。
　
多くのファーストクラス搭乗客やワンワールドエメラルドメンバーは、のんびり10分ほど歩いて「ザ・ピア・ファーストラウンジ」へ向かうと見られますが、「ザ・ピア・ファースト」が午前0時30分に閉まった後には、「ザ・ブリッジ」のこの特別エリアが魅力的な選択肢となるでしょう。
　
それは、「ザ・ブリッジ」は曜日によっては午前3時30分まで営業しているからです。