エティハド航空(EY)とスターラックス航空(JX)のマイレージ提携は、2026年8月に始動した注目すべき動きです。
コードシェアから、ロイヤルティへ
両社の関係は段階を踏んで深化してきました。
2025年6月にコードシェア協定を締結し、2025年9月にはEYがアブダビ(AUH) – 台北(TPE)線に直行便を就航。
ボーイング787-9による運航です。
そして2026年8月、ロイヤルティプログラム同士の提携へと進みました。
エティハドゲストと、JXのCOSMILE。
戦略的関係の、次なる一手といえます。
2026/8/11から始まったこと
現時点で可能になったのは、EYマイレージの利用です。
JX運航便のエコノミーおよびビジネスクラス特典航空券を、EYのマイレージで発券できます。
予約はetihad.comまたは公式アプリから。
ログイン後、検索画面で「Book with Etihad Guest Miles」を選択し、スターラックス運航便を選ぶだけという、シンプルな導線です。
対象はアジア、北米、欧州に広がるスターラックスのネットワークです。
ロサンゼルス(LAX)、フェニックス(PHX)、シアトル(SEA)のほか、日本国内も沖縄(OKA)、神戸(UKB)、仙台(SDJ)といった就航都市への乗り継ぎが視野に入ります。
必要マイル数は距離制チャート
必要マイル数は、飛行距離とキャビンで決まる距離制です。
抜粋すると以下の通りです。
1,001〜1,500マイル区間:エコノミー15,000/ビジネス30,000
2,501〜3,000マイル区間:エコノミー34,000/ビジネス60,000
6,001マイル以上:エコノミー75,000/ビジネス140,000
最短距離帯(500マイル以下)なら、エコノミー6,000マイルから発券可能です。
TPEから日本各都市への短距離路線であれば、少ないマイレージで発券できる計算になります。
具体的な路線で見てみましょう。
スターラックス初のヨーロッパ路線であるプラハ(PRG)は、大圏距離で約5,600マイル。
5,001〜6,000マイル区間に該当し、片道エコノミー67,000マイル、ビジネス120,000マイルとなります。
一方、シドニー(SYD)は約4,500マイルで、4,001〜5,000マイル区間。
片道エコノミー60,000マイル、ビジネス100,000マイルです。
長距離ビジネスクラスの相場としては標準的な水準ですが、現金購入では高額になりがちなJXのビジネスクラスに乗れると考えれば、検討の価値は十分にあります。
・留意点
マイレージによるアップグレードはできず、税金・燃油サーチャージ等は別途支払いとなります。
ストップオーバーはJX側の規定に基づき認められます。
使い方次第で行程に幅が出る点は見逃せません。
本命はこの先にあります。
2026年10月には、EYマイレージがJX搭乗でマイルを獲得できるようになり、COSMILE会員も、EYの100都市超のネットワークでマイレージの獲得・利用が初めて可能になる予定です。
双方向の、完全なロイヤルティ提携となります。
まとめ
アライアンス非加盟同士の、独立系プレミアムキャリア連合。
JXの機内プロダクトには定評があるだけに、EYマイレージの使い道として有力な選択肢が加わったことは間違いありません。
アメックスのポイントがEYマイレージへ移行できなくなりましたが、他にも方法はあります。
具体的な方法は、Advanced Travellerサービスの中で。
