エティハド航空(EY)がエアバス A380をシンガポール(SIN)に就航させます
2024年3月、エティハド航空(EY)がシンガポール(SIN) – アブダビ(AUH)線を1日2便に増便し、ボーイング B787-9で朝と夕方に出発する計画を報じました。
フライトは2024年12月中旬から販売される予定でしたが、結局1日1便の運航にとどまることになりました。
ですがEYは、ボーイング B787-9機材によるダブルデイリー運航の代わりに、2025年2月よりSIN – AUH線にエアバスA380を投入することを明らかにしました。
EYがエアバスA380をシンガポールに投入するのは今回が初めてで、シンガポール航空(SQ)、カンタス航空(QF)、エミレーツ航空(EK)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)に続き、SIN発着の超大型機定期便を運航する5番目の航空会社となります。
利用できるチャンスがあるのか、深掘りをしてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
EYの計画
2024年8月現在、A380機材はロンドン(LHR)とニューヨーク(JFK)に就航しています。
2024年11月からはパリ(CDG)にもA380が就航し、2025年2月からはシンガポールが4番目の就航都市となります。
SIN線のフライトは2024年後半にボーイング B777-300ERに移行し、2025年2月からはエアバスA380に大幅にアップグレードされる予定です。
エアバスA380は2025年6月のスケジュール終了までこの路線に投入されるため、これは恒久的な追加となりそうです。
EYはSINのターミナル2を利用し、ラウンジはSATSプレミアラウンジが招待ラウンジとなっています。
AUHでは、最近オープンしたターミナルAにEYの真新しいラウンジがあり、出発便と乗り継ぎ便の乗客が利用できます。
対象となる搭乗クラスまたは十分なマイレージ・ステータスを持っている方は無料で、それ以外の方は有料で利用できます。
EYのエアバスA380は4クラス構成です。
2席 : ザ・レジデンス
9席 : ファーストクラス
70席 : ビジネスクラス
405席 : エコノミークラス
合計486席
「ザ・レジデンス」は、民間機で唯一の3ルーム・スイートで、リビングルーム、ベッドルーム、専用バスルームを備え、EYが「快適さの最高峰」と呼ぶ、最大2名の乗客が宿泊できます。
EYのファーストクラスから「ザ・レジデンス」へのアップグレードは、現金またはエティハド・ゲストのマイルで可能ですが、決して安くはないのでご注意を。
AUH発LHR行の料金は300,000マイルまたはUSD3,000からとなっており、シンガポール路線も同様と考えられます。
EY A380のメイン・ファーストクラスには9つの「アパートメント」があり、一部は隣接するスイートと組み合わせてダブルベッドにすることができます。
ファーストクラスの「アパートメント」は、SQのA380スイートと同様に、独立したシートとベッドを備えています。
このA380型機には旧型の「Business Studio」プロダクトが導入されており、前向きと後ろ向きの座席が交互に配置されています。
ビジネスクラスのA380がボーイング787より優れている点は、足を伸ばしたり、ドリンクを飲んだり、ソファでくつろいだりできるロビーラウンジがあることですね。
特典航空券での予約
EYでAUH – SIN線を予約する際の、各マイレージプログラムの特典必要マイレージ数の一例です。
EY
ビジネスクラス : 70,000マイル
ファーストクラス : 120,000マイル
Flying Blue
ビジネスクラス : 45,500マイル
ファーストクラス : 不可
アメリカン航空(AA)
ビジネスクラス : 40,000マイル
ファーストクラス : 不可
エア・カナダ(AC)
ビジネスクラス : 60,000ポイント
ファーストクラス : 80,000ポイント
まとめ
マイレージでEYファーストクラス予約をするなら、ACかEYですね。
ただ、ACのポイントでファーストクラスが予約できるのは事実上、B787機材で運航されている路線のみな感じなので、A380の予約は難しいでしょう。
アメックスのポイントが有り余っていてEYマイレージに振り分けられる余裕があるのであれば、EYファーストクラス予約に挑戦してみても良いかもしれません。
EYのA380ファーストクラスは2018年以来搭乗していないので、ちょっと調整してまた搭乗したいと思います!
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