エティハド航空(EY)がエアバス A321LR機材にファーストクラスを導入

2025/8/1からの運航開始に向けて、エティハド航空(EY)は新型エアバスA321LRの導入により、単通路機における新たなラグジュアリーの基準を打ち立てようとしています。
この機体には、単通路機としては世界初となるインターナショナル・ファーストクラスが搭載されます。
新しいファーストクラス
この新機体は、EYの変革の始まりを象徴する存在でもあります。
EYは今後10億ドル規模のハード・ソフト両面での投資を実施予定で、777や787機の改修も間近に控えています。
機体最前方には、Stelia Opera製シートと専用の前列構造を活用し、本格的なファーストクラスを再現。
シート自体はJetBlue(B6)のものに似ていますが、料理・飲料・サービスの質が差別化要素となります。
ファーストスイートにはスライドドアと「バディシート」付きの追加スペースあり。
ただし座席の高さはビジネスクラスと同様で、完全なプライバシーは確保されていません。
ファースト・ビジネスクラス共に、Bluetoothペアリング・ワイヤレス充電対応の4Kスクリーンを搭載し、快適性と接続性を確保。
ビジネスクラスにはStelia Opera製のヘリンボーンレイアウトを採用し、窓側向きの全長78インチのフルフラットベッドが14席用意されています。
インターネットはViasatの次世代マルチオービットシステムを採用し、最大1Gbpsの速度でドア・トゥ・ドアでストリーミング・SNS・ライブTV視聴・ゲームが可能です。
EYはファーストクラス体験の大規模な刷新にも着手しており、A321LRのルートを含め、今後数カ月で新たなプレミアムサービスを導入予定とのこと。
ファーストクラスの予約段階から、専任のエティハド・コンシェルジュが24時間体制でサポートを行うなど、ラグジュアリー体験を提供。
アラブ首長国連邦(UAE)やファーストクラス就航地では、空港送迎の専用車サービスも提供し、2025/8/1にすべてのファーストクラス就航都市で展開予定です。
アブダビでは、無料の自宅チェックインやバゲージフリー空港体験「Land & Leave」などの新サービスも展開予定。
直接搭乗口に接続しない便では、飛行機までの専用リムジンサービスも提供されます。
まとめ
プレミアムエコノミーの導入、新型ファーストクラスキャビン、全キャビン対象の寝具やアメニティの刷新、毎年平均20機の新造機納入計画など、EYは高級志向をより強めていく姿勢を明確にしています。
以前搭乗したエアバス A380ファーストクラスも素敵でしたが、このA321LR機材のファーストクラスもとても魅力的。
搭乗するためにちょっと調整してみますか。