フライングブルー(FlyingBlue)とカンタス航空(QF)のマイレージがより強固な提携を開始

エールフランス(AF)とKLMオランダ航空(KL)は2018年、共同運航便の提携を結びました。
アライアンスを超えた提携となりましたが、この提携により香港(HKG)とシンガポール(SIN)発のヨーロッパ行きのフライトにQF便名が付与されることとなり、オーストラリア発のフライトで全てQF便でヨーロッパへ行くことができています。
その時も、お互いのフライトでお互いのマイレージが獲得できたのですがお互いの便名が付与されている場合に限られていました。
ですが最近ルールが変わり、より様々な状況でお互いのマイレージを獲得できるようになりました。
その詳細をお伝えしたいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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提携概要
今回の提携ルール変更により、全てのAF/KL便、QF便において
・FlyingBlueを利用してQFフライトに搭乗
・QFマイレージを利用してAF/KLフライトに搭乗
が可能となりました。
QF側の公式アナウンスは、以下のページになります。
https://www.qantasnewsroom.com.au/media-releases/qantas-announces-new-frequent-flyer-partnership-with-air-france-klm-royal-dutch-airlines/
この提携に魅力はあるのか?
こちらが、QFマイレージを利用したAF/KLフライトの必要マイレージ数です。
例えば、日本からパリ(CDG)へAFを利用する場合、ビジネスクラス搭乗に必要なマイレージ数は片道90,000マイル。
お得でもなんでもありません。
しかも、AF/KLの特典航空券開放席はFlyingBlueに優先的に割り当てられており、提携航空会社のマイレージからの空きは著しく少ないので予約できる機会は非常に少ないでしょう。
一方、FlyingBlueを利用してQFフライトに搭乗する場合ですが、FlyingBlueの場合は必要マイレージ数チャートがないので以下の計算機でおおよその必要マイレージ数を計算することになります。
https://www.flyingblue.com/fr/flights/reward-tickets
それによると、日本からシドニー(SYD)へQFマイレージを利用して行く場合の必要マイレージ数(ビジネスクラス片道)は最低で109,000マイル。
大変な数です。
しかも、こちらもQFフライトは出てこなくて他のスカイチームメンバーによるフライト(CIとかGAとか)ばかりが出てきます^^;
まとめ
FlyingBlueのマイレージは購入したりアメックスのポイントから移行できたりしますが、提携航空会社向けではなく自社のフライトとして利用するのが一番良いようです^^;
その自社向けのフライトを予約をする場合でも、とんでもない数のマイレージが必要なのですが・・・。
最近自分はアコーホテルズの修行を始めて、アコーホテルズに滞在するとFlyingBlueが勝手に貯まるようになっているのですが、使い道を考えるのに苦慮しています^^;