ヴァージン・アトランティック航空(VS)は、ポイントや有償で予約できる特別なビジネスクラスを用意しています。
　
このスイートは、ビジネスクラスの他の座席と比べ、パーソナルスペースと快適性に優れていることから、「リトリート・スイート(Retreat Suite)」と命名されました。
　
この素晴らしいシートを予約するために知っておくべきことをお伝えします。
　
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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リトリート・スイートとは

VSのリトリート・スイートは、エアバス A330-900neoのアッパークラスに、全席22インチの幅、通路へのダイレクトアクセス、スライドドア(座席をスイートにする)、ライフラットベッドを備えています。
　
リトリート・スイートには、さらなるアメニティがあります。
　
・より大きな機内エンターテイメント画面
・足元のスペースが2インチ広い
・足元のスペースに制限がない(寝るときに足を滑らせる必要がない)
・お連れ様とのお食事も可能
・2人掛けの大きなトレイテーブル
・フットレストの右側に大型の収納箱
　
1Dはセンターコンソールに大きなパネルがあり、ノートパソコンやヘッドフォン、ハンドバッグを置くのに最適です(特に右利きの方)。
　
1Gは通路から遠く、スイートルームで立ち上がるスペースが少し広くなっています。

リトリート・スイートはどこに就航しているのか

リトリート・スイートは、2023年6月現在4機しか保有していませんが、さらに12機を発注しています。
　
リトリート・スイートは、アッパークラスの前方中央(1D席と1G席)に、各機材に2つだけ設置されています。
　
つまり、リトリート・スイートを予約できるチャンスはほとんどありません。
　
2023年6月現在、A330-900neoでロンドンヒースロー(LHR)から運航されている路線は以下の通りです。
　
・アトランタ国際空港(ATL)
・ボストン・ローガン国際空港(BOS)
・ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)
・マイアミ国際空港(MIA)
・タンパ国際空港(TPA)
　
スケジュールは変更される可能性があり、また直前で運行が変更されることもありますので、予約の前に、フライトの機種とシートマップをご確認ください。
　
アッパークラスでリトリート・スイートを選択するために追加料金を支払った場合で機材交換により新しい機材にリトリート・スイートの空きがない場合、払い戻しを受けることができます。
　

リトリート・スイートを予約するには

リトリート・スイートを予約するには、まず、A330-900neo運航便のVSアッパークラス普通席を予約する必要があります。
　
これは、有償、ヴァージンポイントによるアップグレード、ヴァージンポイントによる特典航空券のいずれでも可能です。
　
また、スカイチームメンバーのマイレージで予約された場合も対象となります。
　
イギリス – アメリカ間の片道アッパークラスは、標準日程で47,500ポイント、ピーク日程で57,500ポイントが必要ですが、高額な手数料、税金、航空会社が課すサーチャージも支払う必要があります。
　
航空券が確定したら、待ち時間が始まります。
　
リトリート・スイートは出発の14日前からしか利用できないからです。
　
それ以前は、空席があっても”X”でブロックされています。
　
出発の14日前からオンラインでGBP200の追加料金を支払うことにより、リトリート・スイートを選択できます。
　
残念ながら、この追加料金の支払いにVSポイントを使う方法はありません。
　
リトリート・スイートが利用可能になったとき、乗客には通知されません。
　
もしその席を確保したいと思うなら、フライトの14日前にカレンダーのリマインダーを設定するとよいでしょう。

まとめ

リトリート・スイートは、A330-900neoのアッパークラスのスイートよりも明らかに優れており、はるかに大きなエンターテイメント・スクリーンや、同行者と食事をする機会もあります。
　
現在、大西洋を横断するビジネスクラスの中で、間違いなく良い座席であり、特別な日に旅行するのであれば、9時間のフライトでGBP200を払う価値があります。
　
自分は残念ながら利用できませんが、もしアメリカ以外の国へ就航することになったらぜひ利用したいです。
　
そして、ファーストクラスではありませんが「準ファーストクラス」と言えるビジネススイートクラスとしてファーストクラス専門チャンネルでレビュー動画をアップしたいと思います。