アコーとパリ・サンジェルマン(PSG)のPVに出演させていただきました!

中国国際航空(CA)の座席アップグレードガイド

中国国際航空(CA)の座席アップグレードガイド

ビジネスクラスに比較的安い値段で搭乗できるということで、SFC修行で必須の航空会社となりつつある中国国際航空(CA)。
 
CAの安いビジネスクラスに搭乗し、プレミアムポイントを効率よく獲得することに醍醐味がある訳ですが、やむを得ずCAのエコノミークラスに搭乗せざるを得ない場合、何とかしてビジネスクラスに搭乗したい、と思う方も多いでしょう。
 
その際、一定以上のブッキングクラス以上であれば、ANA(NH)のマイレージを利用して、アップグレードができることをご存知でしたか?
 
スターアライアンスメンバーの、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードについて、解説をします。
 
​日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
[toc]

まずは基本から

当たり前ですが、CAのアップグレードも他の航空会社同様、「空きがあれば」アップグレード可能です。
 
また、旧正月などの中国におけるハイシーズンには、アップグレードができる日は限られてくるでしょう。
 
どうしてもこういったハイシーズンにアップグレードをしたい場合、1年くらい前から予約をして、すぐにアップグレードを申し込む必要があると思います。
 
また、アップグレードの「飛び級」はありません。
 
つまり、エコノミークラスからアップグレードできるのはビジネスクラス(またはプレミアムエコノミークラス)で、いきなりファーストクラスへのアップグレードはできません。
 
獲得できるマイレージ数や上級会員資格取得のためのステータスポイントは、「原則として」アップグレードのものになります。

応用

スターアライアンスの特徴として、スターアライアンス内の他社フライトにアップグレードポイントを利用できる航空会社が多いという点が挙げられます。
 
例えば、ワンワールドのJAL(JL)は、マイレージを利用してアップグレードできるのは自社便のみ対象で、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)も、イベリア航空(IB)とアメリカン航空(AA)でアップグレードにAviosが使えるだけです。
 
基本的に、アップグレード対象のブッキングクラスは
 
・エコノミークラス : (Y / B)
 
・ビジネスクラス : C / D
 
となりますが、各航空会社それぞれ、対象のクラスが異なるようです。
 
ANA(NH)の場合は、ユナイテッド航空(UA)のフライトに対して、アップグレードポイントでも座席がアップグレードできます。
https://www.ana.co.jp/amc/star_upgrade/
(マイレージを使ったアップグレードも、もちろん可能です)
 
ちなみに、以前自分が無償でアップグレードしてもらったロンドンヒースロー(LHR) – 北京(PEK)の区間は5,081マイルなので、NHマイレージを利用してアップグレードを申し込む場合は
 
・エコノミー -> ビジネス : 1区間32,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間50,000マイル
 
です。

Screenshot

実録・ファーストクラス無償アップグレード(CA938 / LHR – PEK)

実録・ファーストクラス無償アップグレード(CA938 / LHR – PEK)

更に、羽田(HND)から北京(PEK)までは約1,300マイルなので、アップグレードに必要なマイレージ数は
 
・エコノミー -> ビジネス : 1区間12,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間20,000マイル
 
となり、往復全部アップグレードしたとすると合計で
 
・エコノミー -> ビジネス : LHR – PEK往復(32,000 x 2) + HND – PEK往復(12,000 x 2) = 88,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : LHR – PEK往復(50,000 x 2) + HND – PEK往復(20,000 x 2) = 140,000マイル
 
NHの特典航空券を利用して、CAフライトで日本からロンドンへ行く場合には往復で
 
・ビジネスクラス : 90,000マイル
 
・ファーストクラス : 165,000マイル
 
なので、全くお得とは言えません^^;
 
ちなみに、年末年始(12/28 – 1/6)をイギリスで過ごすためのフライトで、ブッキングクラス : Yの往復運賃は、JPY435,980。
 
普通にビジネスクラスを購入すると、JPY330,960なので、アップグレードをするのはかなりムダ、ということになります^^;

その他航空会社のアップグレードガイド

その他、主なスターアライアンスメンバーの
 
日本から北京(PEK)で乗り換えて、ロンドンヒースロー(LHR)に行くまで
 
のアップグレードに必要なマイレージ数を集めました。
 
なお、数字はいずれも1区間あたりの数字となるため、往復の場合はそれぞれの区間を2倍する必要があります。

ユナイテッド航空(UA)

https://www.united.com/web/ja-JP/content/mileageplus/awards/upgrade/saua.aspx

日本 – PEK

・エコノミー -> ビジネス : 1区間15,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間20,000マイル

PEK – LHR

・エコノミー -> ビジネス : 1区間30,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間45,000マイル

ニュージーランド航空(NZ)

https://www.airnewzealand.co.nz/star-alliance-airpoints-upgrade-chart

日本 – PEK

・エコノミー -> ビジネス : 1区間810ポイント
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間1,180ポイント

PEK – LHR

・エコノミー -> ビジネス : 1区間1,550ポイント
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間1,790ポイント

シンガポール航空(SQ)

https://www.singaporeair.com/saar5/pdf/ppsclub_krisflyer/charts/StarAlliance_BookingClasses_Upgrades_Mar16.pdf

日本 – PEK

・エコノミー -> ビジネス : 1区間18,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間23,000マイル

PEK – LHR

・エコノミー -> ビジネス : 1区間70,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間72,500マイル

タイ国際航空(TG)

https://www.thaiairways.com/en_TH/rop/Redeeming/Redeeming_Award_UpgradeAwards_onStarAlliance.page?

日本 – PEK

・エコノミー -> ビジネス : 1区間30,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間40,000マイル

PEK – LHR

・エコノミー -> ビジネス : 1区間60,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間72,000マイル

Miles & More

https://www.miles-and-more.com/mediapool/pdf/04/media_1289207104.pdf

日本 – PEK

・エコノミー -> ビジネス : 1区間10,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間15,000マイル

PEK – LHR

・エコノミー -> ビジネス : 1区間50,000マイル
 
・ビジネス -> ファースト : 1区間65,000マイル

まとめ

ちなみに、入札のシステム自体は、カナダのPlusgradeという会社が提供しているシステムを採用しています。
 
アップグレード対象のブッキングクラスは大抵バカ高い運賃であることが多いので、あまり利用する機会はないかもしれませんが、マイレージの使い道の一つとして選択肢の中に入れておいてもいいかもしれません。
 
特に、ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードは、お得にできることが多いのではないかと思います。
 
オンライン上で確認することはできませんが、アップグレードの席が空いているかどうかは、マイレージを使おうとしている各航空会社のコールセンターに電話をすることで、確認ができます。

Push通知でブログ記事の更新情報を受け取るには、”Subscribe”ボタンをクリックしてください!

 

無料のメールマガジンも受付中です

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)