ドルック・エア(ロイヤルブータン航空)(KB)の新しい路線
ドルック・エア(ロイヤルブータン航空)(KB)とパラオのアリイ・パラオ航空が、新路線で提携をすることになりました。
なかなかマニアックな航空会社ではありますが、ちょっと興味深かったので調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
ドルック・エア(ロイヤルブータン航空)(KB)とは
ドルック・エア(ロイヤルブータン航空)(KB)はブータン王国の国営航空会社です。
ブータン唯一の国際空港であるパロ国際空港(PBH)を本拠地とする国営航空会社で英語の社名に冠されている Drukはブータンの象徴であり、ブータン国旗に描かれる「雷竜」のことだそうです。
保有機材はエアバス A320neoが1機、A319ceoが3機、ATRが1機となっています。
KBの新路線
2022年、シンガポールとパラオはオープンスカイ協定に調印し、両国間の直行便の就航が可能になりました。
パラオは300以上の島々からなる手つかずの島国で、人口はおよそ18,000人。
シンガポール・チャンギ空港(SIN)とパラオ国際空港(ROR)を結ぶ直行便が就航します。
この路線を運航する航空会社はシンガポール航空(SQ)だと思いきや、そうではありません。
この路線はKBとアリイ・パラオ航空が提携して運航します。
ちなみに、アリイ・パラオ航空は航空券を販売するペーパーエアラインです。
新路線は週1便(木曜日)で就航し、2023/12/21より週2便(日曜日も就航)に増便されます。
運航スケジュールは以下の通りです。
KB540P シンガポール発パラオ行き 12:20AM着 6:40AM着
KB541P パラオ発シンガポール行き 7:40AM着 11:30AM着
2つの目的地間には1時間の時差があるため、東行き便は5時間20分、復路便は4時間50分です。
KBはこの路線に、ビジネスクラス20席、エコノミークラス120席の計140席のエアバスA320neoを使用します。
航空券はアリイ・パラオ航空のウェブサイトで予約可能です。
ビジネスとして成り立つのか
パラオの主要産業のひとつは観光ですが、特に東南アジアからの航空便はかなり限られています。
シンガポールとパラオを直行便で結ぶことで、パラオはより人氣の旅行先となるでしょう。
アリイ・パラオ航空は、基本的には航空券を販売する旅行代理店に過ぎません。
KBはわずか5機の小さな航空機を保有しており、このSIN – ROR路線はKBの最大かつ最新の航空機を利用しています。
まとめ
KBのエアバスA320neoで運航され、パラオの観光促進を目指す新興企業のアリイ・パラオ航空が販売するSIN – ROR線。
これまで見てきた中でも珍しい取り決めです。
SQにとっては割に合わないのでしょう。
パラオは以前から氣になっているので、IHGが出来たら訪れてみたいです。
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